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サマンサ・ウォーカーは、脳内に疑似神経を形成することで経験や感情を直接伝達する言語 ―ITPを開発していた。ITP使用者が創造性をも兼ね備えることを証明すべく、サマンサはITPテキストによる仮想人格“wanna be”を誕生させ、創造性試験体として小説の執筆に従事させていた。そんな矢先、自らも脳内にITP移植したサマンサは、その検査で余命半年であることが判明する。残された日々を、ITP商品化への障壁である“感覚の平板化”の解決に捧げようとするサマンサ。いっぽう“wanna be”は、徐々に彼女のための物語を語りはじめるが…

死は何者の上にも平等に、唐突に訪れて、意識も記憶も何もかも途切れさせる。
「ある個人の一生」という物語も必ず終わる。

サマンサの隣に死神が寄り添ってから鎌を振り下ろすまでの話。ITPはいわゆるドラえもんのひみつ道具でいうところの「録験機」みたいなものか?
仮想人格“wanna be”は小説を書く。菅浩江「カーマイン・レッド」にも絵を描くロボット「ピイ」がいるけれど、こうした「仮想人格による創造」が成功した時、人間と仮想人格の境目はどこになるのだろう。感情、嗜好、経験。そういったものを仮想人格は持ち得るのだろうか。
この小説の主眼はそういったところにはないのだけれど、ふとそんなことを思った。

死にたくない。死にたくない。
サマンサはもがき、病に抗い、思考する。
だけど、人=物語は死にゆく。
【2009.08.31】 SF
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