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廃用身 悪魔による老人虐待か、
 それとも奇跡の療法か?

すぐ、そこまで来ている現実を予言する、衝撃のミステリ
とんでもない本があったもんだ!Σ(゚д゚lll)
出版されてから5年以上読んでなかったなんてうかつすぎにもほどがあるってもんだ自分!
病気等による麻痺によって動かなくなってしまった腕や足のうち、リハビリをしても回復を望めないものを「廃用身」というのだそうだ。麻痺して動かない四肢は重く、痛み、自分や介護者の邪魔ばかりしている。そんな風に考えれば、この小説の中でいうAケア=切断を受け入れてしまいそうだ。
はじめから終わりまで、ノンフィクションのようにかたられるこの小説、確かにフィクションではあるのだけれど、現実をみてみたら御伽噺だ、妄想だ、と一概に言い切れないところが怖い。

20年位前、近所に一人暮らしのお婆さんがいた。たぶん80歳くらいだったのだろう。白くなった髪を上品な紫色に染め、軽くパーマをかけて着物を自分で着、いつもおしゃれだった。買い物や家の事もすべて一人でやっていて、とても生き生きとしていた。そのお婆さんが大腿骨骨折をしてからあっという間に、痴呆になった。息子さん夫婦の家に引き取られて家庭介護となったが、そこには既に奥さんのお母さんが寝たきり老人として介護されていた。お婆さんはその年代にはめずらしく長身だった。奥さんのお母さんは背は低かったが丸々と太っていた。二人の介護を奥さんが一手に引き受けていた。物忘れ、徘徊、弄便などもあったそうだ。そのうち旦那さんが病気になり床についた。奥さんの相手は3人になった。10年くらい経ち一人亡くなり、15年でもう一人亡くなり、先日旦那さんも亡くなった。自営業だったので奥さんはお店のことと介護のことだけで20年暮らしたことになる。奥さんが介護を始めた時が若かったことと(それでも50代)、奥さん本人が精神的にも肉体的にもものすごくパワフルだったことが20年介護し続けられた原動力になったと思う。でももし70歳で親の介護が必要になったら?体位を変えるのも、車椅子に乗せるのも、身体を起こすのにも一苦労だ。そんな時、Aケアの話が出たら?

この先、老老介護は当たり前になっていくのだろう。介護保険も国保もあてにならない時代がくるかもしれない(もうきているのかもしれない)。
誰もが行く道、老人になる前に、奇麗事抜きで考えなければならないのだろう。
とても考えされられた。
【2009.01.16】 そのほか
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