読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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象られた力
[bk1]

惑星“百合洋”が謎の消失を遂げてから1年、近傍の惑星“シジック”のイコノグラファー、クドウ円は、百合洋の言語体系に秘められた“見えない図形”の解明を依頼される。だがそれは、世界認識を介した恐るべき災厄の先触れにすぎなかった…異星社会を舞台に“かたち”と“ちから”の相克を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語「デュオ」ほか、初期中篇の完全改稿版全4篇を収めた傑作集。


昨日が発売日、ようやく入手できました。ハヤカワの新刊置場にはもうなかった。いやはや、予約しといてよかった!
(まだ入荷してないのわかってて昨日も本屋に行ってしまったし)
手にした瞬間、涙ぐみそうになった(笑)

一度『神魂別冊』のほうで読んではいたけれど、全面改稿とあっては(いや、なくても)買わずにはいられませんて。ホントは新刊場から1冊、予約したの1冊で計2冊買うつもりだったんだけどなあ。そうすれば人に貸しながら自分でも読めるからな~。

(以下、書評とか内容紹介とかはまったくなくて、純然たる感想文です。いやはや、浮かれまくっております)

なにより、自分の空想力のなさが悔しい。もどかしい。
すぐそこに素晴らしい世界が両手をひろげて待ってくれているのに、届かなくて遠くに霞んでるのを見てる気分。
飛先生の見てる世界にもっと触れたい。あの世界をもっとすみずみまで、舐めまわして搾りつくして体のうちにおさめたい。
気持ちばっかりが先行してしまって慌てちゃってまだまだだめです。でもまあ時間はたっぷりあるし、これから何度でも読み返して思うさま探れるからいいのさ。(負け惜しみ)
精緻な細部が全体をつくりあげていくのをまず楽しんで、その圧力が最高潮にきたあたりでゆっくりと傾いていくのを楽しんで、世界のほうにだまされていたと気付くぐにゃりと歪む瞬間、小片となって崩れていく瞬間が好きだ。脳の五感を司る部分をゆさぶられているようで。
前作『グラン・ヴァカンス』を読んだ時、‘想像力を総動員して読みたい’と書いたけれども、表題作『象られた力』のクライマックスはそれでもまだ足りない。圧倒的なこちらのスペック不足。
あー悔しい!

それでも、本を閉じた時は胸が、体が震えました。飛先生、ありがとうございました!

「空の園丁」(仮)がますますたのしみです。

と、いうわけで皆さんも777円(税込)持って本屋さんへどうぞ!
【2004.09.09】 SF
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