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犬の学校

おばさんから生後三週間の犬を貰った宏幸は、「愛犬学校初等部主任」の名刺を持った男にその犬を預けた。次の日曜、宏幸は犬に会いに学校に行くのだが……


ギョエー!と最後のページを見たとき思わず叫びました(マジ)
犬の学校では、犬が人間の姿になっていくシステム1<メタモルフォゼマシオン>から、人間らしく生活できる訓練システム5<ライフトレニングマシオン>までがあり、更にシステム6,7では人間を排斥するシステムが研究されているわけで、侵略SFとしてここはどう人間側が対処すべきかと言うところなわけだけれど、犬側もなかなかやるのでありますよ。
ウワー怖い。スリル満点でした。
挿画は、怖くてトラウマになりそうだった「ぼくのまっかな丸木舟」の方と同じですが、こちらはさほど怖くありません。

「創作子どもSF全集」もようやく折り返し地点。残りもたのしみー

20060219読了 図書館
「おばさんの犬が子供を生みました。子犬をもらった宏幸君はジャピロと名づけ、りっぱな犬にしようと決心します。」

奥付の既刊紹介の項に於ける本作の紹介だけを読んだらまっとうな動物文学の感がしますね、椋鳩十や戸川幸夫や、このシリーズの一作品の光瀬龍『あの火をくぐれ!』みたいな。

トテモ“進化した犬が人類に復讐する為、秘密裏に人間を宇宙空間に転送していく”作品だなんて想像できませんよ(^^;)。

それにしても陰謀の唯一の証拠になる写真も自分の知らない間に別の写真にすり替わって、逆に自分が嘘つき呼わばりにされてしまう事を苦も無くやってのける“犬の学校”の前になんと宏幸君は無力な事か。

「まけるもんか、まけやしないぞ」と拳を握り締めて振り下ろす間もなくラスト直前で呟く「やっぱり、だまされたのだ。」の絶望感、そして泣きの涙も捨て所無く宇宙空間を漂う驚愕のラストシーン・・・。

しかし実のところジャピロはどう思っていたのか?やはりフライング&エンディングマシオン計画に賛同してい・た・の・だ・ろ・う・か?(元ネタお分かりですね?(^^;))

(よだん)
同じく佐野美津男の作品で昨年ブッキングで復刻された『ピカピカのぎろちょん』の主人公アタイがヒロモト森一のマンガ『GOGO★HEAVEN』(集英社)の主人公の死神少女ブーに妙に似てるなあと思っていたら、本作の裏表紙の雲間を漂う宏幸君&おばさんのイラストがブーが空から人間界へフワフワと落ちてくる冒頭のシーンに妙に似てるなあとか思ったり。

【02.24 04:01】 URL // 瀬那 市太夫 #/9hBKkrU [編集] []
どちらかといえば可愛らしい表紙、寂しささえ漂う犬の表情ですが、これと内容を鑑みるとなんだか味わい深いですね。
ジャピロはどう思っているのか?あとから会いに行った「後藤君」と「クレイ」の本当の姿は?二人が宇宙に行ったあとの人間界は?
ラストの宏幸の悲痛の叫び、助けて、ではなくおいで、というところがまさしく絶望ですね。
熱~いコメントありがとうございました!
【02.24 15:45】 URL // あひる #- [編集] []
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