読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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ラヴィン・ザ・キューブ形にならない想いまでも愛して欲しい──
第9回(2008年)小松左京賞受賞作。作者は「もり みくれ」さんという美人さん!

ちょっと未来、あちこちロボットで賄われてるような未来のガテン系小説でした。日程擦り合わせ等スケジュール管理の鬼的存在の主人公が、突貫アンドロイド作りのスケジューリングを任され──、というところ。文章は勢いがあってページをどんどんめくらせる力があります。でもって、せっかくアンドロイド作りなのに性能とか作る際の苦労とかそういうの置いといて、ひたすら会議とか部品とか納品とか死屍累々の部屋整理とか、主人公が秘書なのでそういう世話焼き話が多めで目新しかった。製作の現場って見てるだけで楽しいですよね。もうちょっと長く読んでたかった。
でもやたらと有能なのと、その介護ちょっと、というのと最後なんでいきなりラブモード?というのが納得いかなかったなー。

しかし、「BOOK」データベースも「MARC」データベースもものすごい勢いでネタバレしてるんですが……。特に「BOOK」データベースなんて内容の9割くらい書いてあるんですが……。
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【2009.02.23】 SF
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虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)2007年年刊日本SF傑作選

小川一水/山本弘/田中哲弥/北國浩二/円城塔/中原昌也/岸本佐知子/恩田陸/堀晃/かんべむさし/萩尾望都/福永信/八杉将司/平谷美樹/林譲治/伊藤計劃
とりあえず一言感想
■小川一水/グラスハートが割れないように:不思議植物なちょっといい話
■山本弘/七パーセントのテンムー:人工無能なちょっといい話
■田中哲弥/羊山羊:突拍子もない病気、ちょっと筒井チック
■北國浩二/霧の中:人間と人間に擬態する宇宙人の話。よかった。
■円城塔/パリンプセスト あるいは重ね書きされた八つの物語:■■■。なにより文字を長さであらわすのでなく厚みで(上にむかって書き連ねていく)表現するというそこんとこでもうやられた。すごいねこれ。
■中原昌也/声に出して読みたい名前:……。
■岸本佐知子/ダース考・着ぐるみフォビア:ダース考ワラタ。
■恩田陸/忠告:まさしく星新一的ショートショート。
■堀晃/開封:星新一リスペクトショートショート。
■かんべむさし/それは確かです:あちらでほんとうにありそう。筒井さんはまだ連れてかないで下さい。
■萩尾望都/バースデイ・ケーキ:昔の少女SFマンガって感じ。佐々木淳子先生もなんか書けばいいのに。
■福永信/いくさ 公転 星座から見た地球:……。
■八杉将司/うつろなテレポーター:テレポーテーションボーイミーツガールなちょっといい話。
■平谷美樹/自己相似荘:なんど読んでも「ひらたにみき」って読んでしまってごめんなさい。
■林譲治/大使の孤独:ファーストコンタクト+殺人事件。
■伊藤計劃/The Indifference Engine:戦争+脳治療もの。これこれこういうの読みたかった!虐殺器官とハーモニー、やっぱ読もうっと。

特に面白かった!と思うのは「霧の中」「バースディ・ケーキ」「The Indifference Engine」。
割といい話系の軽い話が多かったし、次はもうちょっとSFっぽいSFを読みたいな。時間モノも入ってないし!あと新人入れるなら伊東京一とか長谷敏司とか古橋さんとか入れたらどうかしら。百万光年~とかあるんだしー。
【2009.02.18】 SF
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回帰祭 (ハヤカワ文庫JA)男女の誕生比が9:1の植民惑星。
3人の少年少女が冒険の末に発見した世界の秘密とは!
( ゚∀゚)o彡゚おっさん!おっさん!
あとがきによると当初の予定がおっさん主人公だったらしく、いい年して本気になっちゃった恋が切ないっちゅーか生々しい。やっぱ宇宙SFは少年少女が主人公のほうがはまるね!
「宇宙」で「閉塞社会」で「アンバランスな世界」。SFだね!もうちょっと「閉塞社会」っぷりを見たかった。見たことのない世界、考えたことのない考え方をもうちょっと見てたかった。
途中、「アツの名前の由来はアッーからか?(某シーンより)」とか「実は大人みんないつのまにかロボットにされてて、当然おっさん刑事も実はロボでした!それにおっさん自分で気づいて驚愕!」みたいな展開を想像したりしてみた。普通に考えればありえないんだけど。
最後、まあいい話!で終わりそうだったのがばたばたっと小転回、んで、そこでおわるんかい!
もうちょっとで燃え尽きそうなところで、微妙に不完全燃焼。
【2009.02.18】 SF
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男の話をしよう―。
この世で最も強くて狡くて、愚かで淫らだった男。
でも、ほんの少しだけ優しかった男の話を。
江戸時代っぽい雰囲気の江戸っぽい都市イド国の御家人「九十九81(つくもやそいち)(九十九っていったらやっぱり陸奥九十九だよね)」とその友?供?メロスの話。この日本っぽい列島では、日本人っぽい倭人が暮らす国と、西洋人っぽい洋人が暮らす国とごっちゃになってるらしい。そのためかぽつぽつ和製英語っていうか和風英語がでてくる。鎖帷子のルビがちぇいんめいる、とか紋がえむぶれむ、とか。そのルビが平仮名なのがイラっとくる───!
でも伏字ルビと遊び人には笑った。
結局いろんな伏線?らしきものはほっぽっとかれてるし、どうやら〈九十九81悪剣傳〉シリーズらしいので、きっと続くんでしょうねえ。今回私がリクエストした本だけど、次は何もしないで図書館に入れば、読むかも。
羽田を離陸直後、中央空港802便がハイジャックされた。30億のダイヤを要求する犯人を乗せ、洋上を次第に陸から遠ざかるボーイング747。だがその背後に米軍の大型軍用機が迫りつつあった……
すっごく面白かった本「シャドー81」を読んで、その感想を求めてネットをうろついていたら、「シャドー81」とともに語られることの多かった本でした。昔の本だったけど図書館にあってよかったー。
確かにアジア/ボーイング747/米軍軍用機/テロっぽい/ハイジャックと似た要素が多い。しかしやはり色々な点で異なるところがあり、そこがまたそれぞれ個性的で面白い。
ハイジャック犯たちの日常の姿やまさに犯行時の姿のスマートさ、また実際の動機もひねりがきいてて面白い。無駄な部分がなくてすっきり終わる。ノベルズとしてさらっと読んでさらっと楽しめる良作ですね。
また、謀殺シリーズでいくつかでてるようですが、どれが面白いかな?

【2009.02.12】 そのほか
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孤独で寂しかった幼い日、玲香の唯一の遊び相手だった「あねのねちゃん」。歳と共に消えていった彼女が、失恋を切っ掛けに、OLになった玲香の前に再び現れた。当時の姿、そのままで…。ケータイ小説を加筆修正して書籍化。
図書館に見たことないカジシンさんの本があると思ってあらすじをみたら、「幼い頃空想上の友達が」みたいなことがあったので、こりゃ泣かせ系いい話か?スルーしとく?と思ってパラパラめくってみたら、泣かせ系いい話では絶対でてきそうにない単語とバトルシーンが。なんじゃこりゃと借りてみました。なんじゃそりゃだった。
あとカジシンさん携帯小説とかもやってたんですねー。竹内真さんの「自転車少年記(だったっけ)」みたいな新潮社ケータイナントカみたいなやつ?
最初は普通にいい話だったけど、あれよあれよという間に予想外の展開になって、なんじゃそりゃで終わった。面白かった。
【2009.02.11】 そのほか
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庵堂三兄弟の聖職【日本ホラー小説大賞大賞(第15回)】庵堂家は代々、遺体からあらゆる製品を作り出す「遺工」を家業としてきた。父の跡を継いだ長男とそれを手伝う三男。都会暮らしの次男。久しぶりに兄弟全員が集まったとき、かつてなく難しい依頼が舞い込み…。
* グロ注意!

ホラーって、怖い話、なんだろうけど怖くない。だけど賞に出すならホラー大賞しかなさそうな話。
結構面白かった。なにより遺体から日用品やらなにやら作ってしまうという視点、軽いけど真摯なその製作ぷりが好きだ。グロ描写がここまであからさまでなければ電撃文庫でもいけたんじゃないかな?
しかし三兄弟の出生の秘密エピソードは正直いらなかったんじゃないかとも思う。
作者さんは電撃大賞15回の銀賞受賞者らしいんですが、受賞作「東京ヴァンパイア・ファイナンス」もちょっと変わった話っぽいので読んでみたいところ。
【2009.02.10】 そのほか
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天使の名を持つ一族の住まう迷宮で勃発する凄惨すぎる連続殺人!
2004年に出版されたハードカバーのノベルズ版になる今作、上下二冊でそれぞれ分厚い!ハードカバー版には「10年間望まない話(=建築探偵)を書いてたけど、これこそ書きたかった話(意訳)」みたいなあとがきがあったらしい。途中からの建築探偵のぐだぐだぶりを見るに確かに……とうなづくところもあるけど何だかな。
ヨーロッパ、耽美、薄幸の美少年、美しいもの、祖先の裏事情と作者が好きそうなものがテンコモリ。美術薀蓄や神話薀蓄、天使薀蓄もテンコモリ。薀蓄部分は流し読みして、「普通にこの美少年歩くんだろうな」と思っていたけどまさかああくるとはねー。なんか久しぶりに「新本格」を読んだ気がする。
【2009.02.09】 ミステリ
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誰のために、何を背負って、俺たちは襷をつなぐのか…。母校代表としての箱根駅伝出場を逃した「敗れた強者」のチーム「学連選抜」が挑む2日間、東京~箱根間往復217.9kmの苦闘と激走。
面白かった!
サクリファイス、武士道シックスティーン/セブンティーンに続くスポーツもの。ヒャー面白い。
駅伝とかマラソンとか、「父ちゃんが日曜昼とかに見てるもの」というイメージで、何が面白いの?ただ走ってるだけじゃん、たまに抜いたり抜かれたりするけど、たまじゃん?みたいな感じだった。
塀内夏子さんの「ロード」では大泣きしたけど。そういえばあれも寄せ集めチームの駅伝の話だったなあ。チームにもなりきれず、かといって個人にもなりきれない曖昧なまとまりが一つのたすきをつないで走って行く。特に後半のレース部分は、選手の目線や気持ち、戦略なんかがつぶさに描かれていてすごいスピード感と疾走感。
TVじゃなくて、実際沿道で応援してみたくなった。
同じ箱根駅伝もの「風が強く吹いている」も読んでみようかなあ。スポーツものも、いいね!
【2009.02.03】 そのほか
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スイート・ダイアリーズセレブ志向の毒舌家で、日常に閉塞感を持つユカ。理知的だが恋に足を掬われ苦悩するアキ。DV夫に怯える母性的なモト。高校時代からの親友3人組は、ふとしたことから“交換殺人”のプランを練り始めるが-!?
「キル・ゾーン」「流血女神伝」がすごい、というのは数多くの人から聞いていたのだけど、いかんせん巻数が多い上古いものもあるのでなかなかそろわず(というかそもそも1巻が見つからない)、アンゲルゼもなんとなく読まないでいてしまった須賀しのぶさん。図書館で一般向けのがあったので借りてきた。
帯には「彼を殺して、私たちは昔よりずっと仲良くなった」とあったので、てっきりA→B→C→Aみたいな感じで各々の敵を殺しあったりしちゃったのかと思ったらそうではなく、なんか帯ちがくね?みたいな展開に。甘いのはチョコレートと饅頭くらいなものですよ。生きてくって面倒だなあ。
女の友情、というか学生時代の友情ってなかなか続きにくい。続いてるのは年賀状くらいなものだったり。30代こして、疲れてるのもなんか生々しいなあ。
【2009.02.03】 そのほか
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退出ゲーム弱小吹奏楽部のチカとハルタは、音楽教師・草壁信二郎先生の指導のもと、廃部の危機を回避すべく日々練習に励んでいた。だが変わり者の先輩や同級生のせいで、校内の難事件に次々と遭遇するはめに…。表題作ほか全4話収録。
なんかいろいろ評判よかったので借りてみました。作者、なんか聞いたことあると思ったら、「漆黒の王子」の人か───Σ(゚д゚lll)!

連作短編が4つ。地の文はラノベ寄り日常の謎、題材は新本格風?
先生がいろいろスーパーでモテモテなんですが、なんで?
「エレファント・ブレス」が面白かった。あとガチャピン。
判決の誤差凶悪事件の裁判に選ばれた6人の裁判員。判決を下す彼らにあるのは、正義か、打算か-。真の“民意”が剝き出しになるとき、私たちはどう生きるべきかを問いかける、リアルな法廷ミステリー。
「リアルな法廷ミステリー」かあ?
裁判ものを読みたい気分だったので借りてみた。けど場所は確かに法廷だけどばかばかしい人間たちがばかばかしい裁判をしてるだけで、かなりビミョー。戸梶節といえばそうなんだろうけど、ちょっと合わなくなってきたのかも。「なぎら☆ツイスター」とか好きだったんだけどなあ。
ただ裁判員制度の甘さは確かにそうかもしれない。
【2009.02.02】 そのほか
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

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    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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