読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
SEARCH THIS SITE.
CATEGORY
LINKS
ARCHIVES
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--.--.--】 スポンサー広告
[]

魔法薬売りのマレア 千日カゲロウ

とある世界のとある大陸。竜が引く小屋“竜車”で旅をする兄弟がいた。名はミソギとマレア。兄のミソギが大好きなマレアは、怪異を祓うことができる13歳の“魔法薬師”。ある村で怪事件の調査を依頼されるが、そこには予想だにしない真相が―!?マレアの魔法薬(ポーション)でミソギの呪われた血が解き放たれるとき、驚きの真実が明らかに!


おもしろーい(´∀`)!
デレ/本気でM/妹/美少女と美味しいどこ取りなマレアと、『ぶっきらぼうだけどじつは優しい』とある意味お約束な兄ミソギのコミカルかつSMなやりとりが楽しいー!
ああ、とマレアは震えそうになった。怒る。もうちょっとでキレる。ああキレて。兄さまマレアにキレて。『螢』より
これが第一話で、全部で三話あるわけだけれどだんだんエスカレートしていっているのもまた一興。
かといってコミカル一辺倒なわけではなく、関わりあう事件は切なく、物悲しいものばかり。兄妹のバックグラウンドとなる物語も少しずつ切羽詰っていっている。

「螢」「牧羊犬」「千日カゲロウ」どれもよかったけれども、
「牧羊犬」の「牧羊」っぷりがぞっとしてよかったー!
秘薬は伝説として、この話はここで終わってもよいけれども(そうなればあの終章はああだったということで)もっとあの二人の旅を読みたいなあ。続編希望!(千日カゲロウ、と副題がついていたわけだし、続巻の可能性は大きいと思う)

イラストのTASAさん、カラーよりモノクロのほうが素敵な絵師さんて珍しいなあと思ってたら、ラグナロクの方だったのですねー。あまりに久しぶりで(略)
スポンサーサイト


摩天楼の身代金

「世界でもっとも安全」な超高級マンションがニューヨークにオープンした。青年トニオは、周到な準備と大胆な発想でこのビルを『人質』にし、警備側の誰一人として予想もしていなかった要求を突きつける。さらに、脅迫した400万ドルの受け取り方法についても、全く新しいアイデアを編み出した。
異色でハードな最高の襲撃小説!


「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」さんで言及されていて、面白そうだったので図書館で借りてきました。
こういう犯罪者側の視点で計画がすすめられているのを読むといつも肩入れしてしまい、ほんのちょっとのミス(あるいはミスディレクション)が捜査側に明らかにされるやいなや「志村!後ろ後ろ!」状態でいつもハラハラしっぱなしです。

この本も例に漏れず、とにかく全編にわたり緊張感がもう痺れるほど!
少しでもピンチになると心臓が痛くなり、最後のページを覗き見たくなる。「それじゃだめだそれじゃだめだ」と唱えて何度我慢したことか。
何事も冷静に行動し、周囲に気を配り、知人を欺き、計画を遂行する。行動すべてが伏線であり、会う人間すべてが手駒である。かといって四角四面なわけでもなく、心根の優しい細やかな面も見せ、それでさらに彼に魅了されていくというわけ。
こんなに面白い本が絶版なんてもったいない!
最後の文章の句点まで、存分に楽しませていただきました。
あー楽しかった!

復刊ドットコムでリクエストされていました。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1510
【2006.05.19】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []
「ループもの」と紹介されていた本覚書。
過去読んだものが多いので既読ものでも本当にループものか未確認(要再読/ほんとに複数回ループなものは◎)

未読
・スノウ・バレンタイン@「ミステリーアンソロジー不透明な殺人」/吉田直樹/祥伝社ノン・ポシェット
・ヨブ/ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫
・Y/佐藤正午/ハルキ文庫
・エンドレス・エイト@「涼宮ハルヒの暴走」/谷川流/スニーカー文庫
・学校を出よう!2/谷川流/電撃文庫
・ハノン ~君の目指す明日へ~/織田兄第/GA文庫
・しばし天の祝福より遠ざかり@「タイム・トラベラー―時間SFコレクション」/ソムトウ・スチャリトクル/新潮文庫
・未来からのホットライン/ジェイムズ・P・ホーガン/創元推理文庫
・DEAR 少女がくれた木曜日/新井輝/富士見ミステリー文庫


既読
昨日公園@都市伝説セピア/朱川湊人/文藝春秋
リプレイ/ケン・グリムウッド/新潮文庫
◎ターン/北村薫/新潮社
七回死んだ男/西澤保彦/講談社文庫
All You Need Is Kill/桜沢洋/SD文庫
◎しゃっくり@「東海道戦争」/筒井康隆/中公文庫
・虹の天象儀/瀬名秀明/祥伝社文庫
夏への扉/ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫
タイム・リープ/高畑京一郎/電撃文庫
・ラーゼフォン―時間調律師/神林長平/徳間デュエル文庫
・時尼に関する覚え書き@「恐竜ラウレンティスの幻視」/梶尾真治/ハヤカワ文庫
◎時をかける少女/筒井康隆/角川文庫

筒井短編であといくつかあったような気がするんだけど…うーん忘れた。

複数回ループするのが大好物です。
お勧めのループものがあったら教えてくださると嬉しいです(´∀`)
【2006.05.14】 覚書
TRACKBACK(1) // COMMENT(2) []

ジャンクル!

世界は植物の密林「ジャンクル」と化した。ハレタは、疫病をもたらしたとの濡れ衣を着せられ、家族とともに故郷を追放される。
  頭にタンポポのパラプラを植えたハレタは、パラプラに頼らずに人が生きられるという伝説の楽園「ヴェスペルディア」を求め、身重の母・ユウヒ、婚約者でもある弟・カゲリと、あてどない旅に発つ。


どこかの書評サイトさん(うっかり失念!)で感想を見かけて買ってみました。
うん、世界観面白い(´∀`)!
世界を植物に覆われまくった「ジャングル」じゃなくて「ジャンクル」、微妙にナウシカとか「BIOME」とかを彷彿とさせます。
食べられるものは毒に満ちている。解毒のために頭に植えつけたパラプラは、年降ると体をも蝕み、宿主を「根下ろし」=植物化させる。危うい共生関係の中で生きていくハレタたち。
確かに生きている匂いのようなものがこの本からはする。

でも何で残りの20ページであのような展開にならなければ……orz
なんだよう、あれじゃ「ジャンプでアンケート集まらなくて急に打ち切りが決まりました臭」が何もかも打ち消しちゃうじゃないかようorz
続編出たって……旅に出た3人(タツキも入れると4人)のうち1人しか残ってないんじゃ……orz
カラーイラスト、重なり合う色目がとても美しい!
文庫化されたけどまだ買ってない本:◎

・サクリファイス/近藤史恵/新潮社
・ボーナス・トラック/越谷オサム/新潮社
・階段途中のビッグ・ノイズ/越谷オサム/幻冬社
◎デカルトの密室/瀬名秀明/新潮社
◎カレーライフ/竹内真/集英社
・バイティング・ザ・サン/タニス・リー/環早苗訳/産業編集センター
・劇場の神様/原田宗典/新潮社
・武士道シックスティーン/誉田哲也/文藝春秋
・サプリメント戦争/三浦俊彦/講談社
・まだ見ぬ冬の悲しみも/山本弘/ハヤカワJコレクション
・ボーイソプラノ/吉川良太郎/徳間書店
・武士道セブンティーン/誉田哲也/文藝春秋
【2006.05.13】 覚書
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

リピート

「リピート」―それは、現在の記憶を保ったまま過去の自分に戻って人生をやり直す時間旅行のこと。様々な思惑を胸にこの「リピート」に臨んだ十人の男女が、なぜか次々と不可解な死を迎えて…。独自の捜査に着手した彼らの前に立ちはだかる殺人鬼の正体とは?あらゆるジャンルの面白さを詰めこんだ超絶エンタテインメントここに登場。


うわ、何この本。むちゃくちゃ面白ーい(ΦДΦ)
作中にある通り「リプレイ」へのオマージュと言うかリスペクトというか、いわゆる「時間ループ」もの。ただし別のループ「All You Need Is Kill」「七回死んだ男」とは違い、死んだら死にっぱなし、そこでエンド。
しかし思い返してみると時間ループものに弱いなあ。新たなツボ発見だ。
あらすじにもある通り、一緒に10ヶ月前にリピートした人達が一人、また一人と殺されていく。「なぜ?」「だれが?」「自分達にも危機が?」と慌てふためく他の仲間。
それらの謎が一気に判明し、たたみかけるような終盤にもう釘付け。すべてはあの一瞬の為に。

乾くるみさんって、6年ほど前に何かのノベルズを1冊くらい読んで、それ以来警戒してたはずなんだけど、いやー、一冊だけで判断するのはよくないですね。今まで避けてた分(というかそもそも何を読んだか忘れた)も読んでみることにします。
まずは名作との誉れ高い「イニシエーション・ラブ」から。

雲上読記さんのこの記事がきっかけで読みました。大変感謝してます。ありがとうございました!
【2006.05.12】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(2) []

クリスマスの4人

ビートルズが死んだ1970年の聖夜、火は導火線を走り出した…。10年ごとに彼らを脅かす謎と戦慄の男。4人を迎える結末は破滅か、奇跡か-。30年の時が裂ける! 


エーΣ(゚д゚lll)
4分の3まで謎謎また謎で面白かった。事件自体はさらっと流し、後日4人の男女がその謎についてあーでもないこーでもないと語り合う井上夢人的展開が続いて、さて解決編となったら……トンデモミステリっていうか……SFっていうか……ありゃないだろうっていうか……
作者を髣髴とさせる若者の姿にもなんだか妙なひっかかりがでてしまって今ひとつのめりこめず。残念。
文庫版の解説、褒めてるような貶してるようなでw
【2006.05.11】 ミステリ
TRACKBACK(1) // COMMENT(0) []

ドリトル先生航海記

トミー少年や動物たちをつれて航海に出たドリトル先生は、漂流するクモサル島に上陸。島民の敵をやっつけて島の王様に選ばれたりしますが、やがて大カタツムリの殻にもぐって帰国します。


子供のころ大好きだった本。
「小さなスプーンおばさん」「ズッコケ三人組シリーズ」「かぎばあさんシリーズ」「困ったさんのナントカシリーズ」「メアリーポピンズ」「エルマーのぼうけん」そしてそして、やっぱり「ドリトル先生」!

ある意味別格という感じで、お話もキャラクタも挿絵もみんなみんな大好きでした。図書館でちょっと読み始めたらとまらなくなったので借りてきました。「アフリカ行き」は貸し出し中だったので「航海記」から。
「航海記」以降先生の助手として、また物語の書き手としてトミー・スタビンス少年がここで登場するところから始まる。そしてトミー少年と同じようにいっぺんにドリトル先生が大好きになるんだよなあ~。何度読んでも先生のパドルビーの家は憧れです。
ドリトル先生の行く先々で事件が起こり、誠実な人柄とびっくりするような行動力と動物達の助力ですばらしい解決へと導いていく。温かくてユーモアがあって、ああもう大好き!
著者本人による挿絵もかわいらしくて、脳内であの絵の動物達が動き回ると楽しくて仕方ない。「航海記」では巨大貝「大ガラス海カタツムリ」のとてつもなさに注目しきり。
井伏鱒二さんの訳もこれ以上ないほどしっくりきて、楽しい時間でした。
子供にも読み聞かせてあげたい。
【2006.05.09】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(2) []

扉は閉ざされたまま

完璧な犯行のはずだった。
それなのに彼女は──。
楽しいはずの同窓会は、
緊迫した心理戦に変わった!


倒叙形式のものを読むと(探偵がよほどのシリーズものでなければ)たいてい犯人に肩入れしてしまって、その犯行をあばいてくれやがる探偵役に小姑根性だして言いがかりめいたツッコミをいれてしまうのです。

月の扉」「BG、あるいは死せるカイニス」が面白かった石持さんの話題作、ようやく読みました。宗教めいていたりトンデモSFだったりといった上記2作とはかわって、ガチガチ本格ミステリでした。閉ざされた部屋モノ。
「彼が出てこないわ!」「よし、このドアを破るからそこをどけ!」とはならない、それどころか生死不明、意図不明の中で行われる超個人的な頭脳戦。伏線も巧みで読み応えがありました。

で、この探偵役の優佳ちゃんも今までどおり小姑根性で空気嫁だの小賢しい真似をとかどっちかというとベクトル嫌い方向まっしぐらだったのですが、終章がいいですねー。素敵ですねー。すっかり逆転劇ですっきり読了。

石持さんまだ読んでないもの覚書
「セリヌンティウスの舟」
「アイルランドの薔薇」
「水の迷宮」
【2006.05.08】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

生まれ変わりたいと願う、
すべての人たちへ──
6人の作家による書き下ろしショートストーリー集


1月に発売された時は、「鈴木光司か~、まあいいや」とスルーしていましたが、「アルファ・ラルファ大通りの脇道」さんで牧野修/小林泰三さん達が出てると知り、さっそく捜索開始。しかしもうその時点で4月末。コンビニ等で探し回ってましたが先日ようやくローソンで発見!思ったより小さかったので今まで見逃してたのかもorz
下部の紺色部分、印刷された帯モドキでした。なんか妙に木の下が気になってめくろうとしたらモドキだったから、どーでもいいことだけどなんかショックw

やたらホラー畑(というか全員角ホ出身者)の人選だけど、バラエティー豊かで結構面白かった。
特に印象に残ったもの一言ずつ。
□ 押入れ 牧野修
やっぱり牧野節~。一人称で「誰か」に語りかける形式で終始する。全体的に見るとオチもきいててすっきりして、「いい話」の分類に入るのだろうけど、妙にもやっとしたものが残るっていうか今日から押入れが気になってしまいそうな気がするというか。
□ 少女、あるいは自動人形 小林泰三
くるみ(殻)割り人形から始まるこの話、もーいやになるほどめくるめくというか困惑させられてしまう。でもそこが(゚∀゚)イイ!
また『酔歩する男』読みたくなった。
□ 妻の誕生 北野勇作
テーマ「殻をやぶる」を思いっきりテーマ通りに書いた一作。
不思議な現象のなかで淡々と生活する夫に笑う。
筒井康隆の『妻が脱皮する話』を思いだした。

信者フィルターかかってますが、面白かった順にいうとこんな感じ。
押入れ>妻>少女>チョウ≧魚≧クロス
値段以上の価値があったわ~(´∀`)
ぜひまたショートストーリー集も出して欲しいところ!

クリスピー物語 文庫本パックページ
【2006.05.07】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(2) []

消えた探偵

入った時と同じ扉から出なければ異世界に迷い込んでしまう-。そう信じているスティーヴンはある晩、診療所で死体を目撃した後、何者かに違う扉から突き落とされる。目を醒ますと、あるはずの死体は消えていた…。


ここのところ肩の凝らないものを先に読み始めたので、一日一冊ペースでいい感じ。もうすぐまた仕事再開するけどこのくらいのペースで読めたらなあ。

メフィスト賞受賞作「月長石の魔犬」で培ったコードネーム勝手付け癖?は健在。今回コードネームをつけられるのもつけるのも、登場人物のほとんどが精神を患っている。そんな(いろんな意味で)閉ざされた空間で起こったのか起こってないのかわからない殺人事件。
中途半端な目撃者がいることはいるが、犯人も被害者も不明、そこから推理っつーか探偵ごっこのようなものが始まる。
時間軸がよくわからないものの微妙な伏線もあり、とりあえずミステリよりもこっちの登場人物紹介が書きたかったんじゃないの?というくらい詳細に書かれたキャラクタたち(なんせ全員分で三分の二くらいかかっている)あり、荒唐無稽で楽しめました。
どういう意図かわからなかったけど、カタカナ名多すぎ(その上名前とはすこしずれたニックネーム/コードネームまである)(もち全てカタカナ)でごちゃごちゃしてたのですが日本人じゃいけなかったんですかね。
【2006.05.06】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

ラ・パティスリー

坂の上の洋菓子店へようこそ! ある日突然現れた謎の菓子職人・恭也と、新米パティシエ・夏織。2人の交流を通じて描く洋菓子店の日常と、そこに集う恋人・親子・夫婦たちの人間模様-。甘くほろ苦いパティシエ小説。


個人的ツボ「職人モノ」で素通りできませんでした。
「火星ダーク・バラード」とはかなり趣が変わった現代小説。
個人で経営するフランス菓子店を舞台に、ケーキを作ったり焼き菓子作ったり売ったり買ったりと日常の暮らしが愛しい。ひたすらケーキを想像したり妄想したり食べたくなります。
毎日の業務とともに事件がいくつか起こるわけだけれど、どれもまず「洋菓子店として」どう対処するかが問われていて、解決されていくにつれケーキが食べたく(略)
どのシェフたちも格好いい!

上田さん読み忘れてた本覚書
『ゼウスの檻』(角川春樹事務所)
【2006.05.05】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

憂感少女

天涯孤独の高校生・霧元透は透視能力を活かし、非合法サイトに寄せられた相談事を解決する〈エクサー〉だった。彼の能力を狙っていた霧生は、透たちによって捕らえられていたが彼女が逃亡したという知らせが入る…。


「覚醒少年」に続く、エクスプローラー事件第二弾。
特殊能力モノとはいえ、感覚増強だけなので色々と制約&作戦が必要なのがミソで面白い。
気も強ければ戦闘でも強い、でもツンデレとはなんか違うような女の子響ちゃんと、ひたすら淡々と毎日を過ごす透くんの組み合わせが可笑しい。あ、今気づいたけど透視=透、聴力=響、嗅覚=薫なのか。いつも響ちゃんと薫ちゃんを混同するのでこれで区別できるわー。

怪盗グリフィン、絶体絶命

ニューヨークの怪盗グリフィンに、メトロポリタン美術館が所蔵する贋作のゴッホの自画像を盗んでほしいという依頼が舞いこんだ。「あるべきものを、あるべき場所に」が信条のグリフィンがとった大胆不敵な行動とは!


「あるべきものを、あるべき場所に」がモットーのネズミ小僧みたいな怪盗・グリフィンの物語。
いやー、法月さんってこういうのも書くんだ!とびっくりしました。
第一部で怪盗の勧善懲悪ものかと思ったら、スパイもの→アクションもの→謎また謎、そして解決と趣向がどんどん変わっていって面白ーい!
カッコイイ主人公がピーンチ!でもギリギリのところで閃いてギリギリ解決、でも新しいピンチが!みたいな王道のジュブナイル冒険譚。堪能しました!
できればミステリーランドだけで終わらせないで、まだまだグリフィンの活躍が読みたい~~(´∀`)


びっくり館

クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、「リリカの部屋」で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから10年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが…。


館シリーズ8作目で、ミステリーランドなわけだけど、正直子供に読ませたくないなあ~。
中村青司の作としては初期のものという事で、からくりは少なめ(っていうかあれ意味あったっけ)、鹿谷さんも通りすがった程度、「人形館」と「囁きシリーズ」をまぜて2で割ったような雰囲気、解決をほのめかすようにちりばめられた伏線で、手堅くまとめられたという印象。
叙述トリックとしてはうまい具合にしたと思うけど、やっぱり(´д`)エー… 感は否めず。

キス

ロジックとトリックの名手が挑む、限りなくエロティックなSFミステリー。『SF Japan』掲載3作に書き下し「舞踏会の夜」を付して単行本化。森奈津子シリーズ第3弾。


「なつこ、孤島に囚われ。」、「両性具有迷宮」(未読)に続く森奈津子シリーズ第三弾。
とはいえ「なつこ~」では森さん自身が主人公で、はっちゃけ百合エロリゾートっぷりが素敵だったのが、今作では不思議な役どころを演じるバイプレーヤーといったところで、活躍がイマイチなところが残念!
冒頭からエロエロ(一番森さんっぽい)、でも中身は中年男性の回春妄想話「勃って逝け、乙女のもとへ」、熟女が高校生を襲っちゃうよ!作中作「うらがえし」、ドタバタシロクマっプ「舞踏会の夜」、なかでも一番幻想的で面白かったのは夏の日の思い出「キス」。
しかし、びみょーに宇宙人とか未来人とかそういうのがちょこっとでてきたけど、だからといってコレをSFジャパンに掲載するのはなあ…。(アレ高いのに)
【2006.05.02】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

円環少女3

少女魔導師は戦う。
己が己であるために。


派・手!(´∀`)
上巻に続き、ど派手バトルが次から次へと。ラブ度も大いに盛り上がっております。
とにかく『矜持』、これにつきますね。「せんせとわたし」「6年1組のわたし」「魔導師としてのわたし」「それまでのわたし」「世界とわたし」色々なつながりがメイゼルをメイゼルであることを維持させ、さらに未来へと繋げている。
「バベル再臨」に出てきた名前もちょろっと出てきたり、新しい人物がちょこっとでてきたり、ますます風呂敷がひろがりまくって大丈夫なのかなあ。とにかく長く続いてくれると幸せ(*´д`*)
4巻はどんな概念の物語になるのかなあ。年内…!(あとがきより)なんて素晴らしい響き!
広告ページに「楽園」と「フリーダ」のページがあったけど、再販するのかなー。そうだったら更に幸せ(*´д`*)

長谷センセ既刊感想:
「楽園」
「天になき星々の群れ フリーダの世界」
「円環少女1 バベル再臨」
「円環少女2 煉獄の虚神(上)」

20060501

[READ MORE...]
| BLOG TOP |
RECENT ENTRIES
特設
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
PROFILE
  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

RSSフィード


Photo by Rain Drop // Template by chocolat* // Powerd by FC2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。