読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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正しい魔女のつくりかた

魔法界の一大事!
見習い魔女と少年がクリスマスの空を駆ける
↓これらの魔法、強力につき要注意!
巻き戻し薬、木の葉の葉書、記憶じょうご、暗やみの呪文 etc....


「荒野の恋」ですっかりファンになったミギーさんの追っかけで、挿絵を担当されてる本作を読みました。水彩のやわらかい雰囲気が゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)ηステキ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*モノクロイラストも小さいものから一ページものまで多数あって、どれも雰囲気のあるもので大満足。ミギーさんGJ!
で、本文のほうはジブリあたりがアニメ化しそうな感じで、軽妙な会話とスピーディな展開にサクサク読めました。
魔法も設定もわかりやすいし、どれも可愛らしい。イラストにミギーさんを選んだ編集GJ!
ところで原題は"Whispering to Witches"なわけだけど、なんでこういう邦題にしたのかなあ。うーん。

20060330読了 図書館
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【2006.03.30】 そのほか
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砂漠

入学、1人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン。学生生活を楽しむ5人の大学生が、社会という「砂漠」に囲まれた「オアシス」で超能力に遭遇するが…。パワーみなぎる青春小説。


2000年にデビューして5年で13作って結構多い気がする。割と好きな作家さんのような気はしているが、追いかけきれてないや。なんか誰かとまざっちゃうんだよなあ、いつも。

いやー青春小説。
クールビューティー東堂さん、春の陽だまりのような南さん、どうも捻くれてる主人公北川くん、熱いアジテーター西嶋くんに、東西南北を空から見てるのかギャハハ苦労人鳥井くん。
大体この五人をベースにぬるま湯たる大学生活が進んでいくという筋立て。
季節ごとに大小さまざまな事件は起こり、繋がっていく。伏線と構成の妙だなあ。冷静に見るとご都合主義な部分も物語の中に入るとしっくりとおさまり、主張しない。
西嶋のキャラがあざといほど面白かった~!
「転がる石に苔は生さないけれど、転がる子供には草がつきまくりですよ」

楽天ブックス:著者インタビュー

20060329 図書館
【2006.03.29】 そのほか
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フジオとユウジがキャッチボールをしていると、隣の家の二階から、家からちっとも出てこないおにいさんが見ていました。
──あの人、だれなんだろう。


「宇宙バス」の香山美子さんの創作子どもSF二作目。
謎の兄さん、この時代なら家からちっとも出てこなくても「浪人」で住むけれど、今じゃヒッキーかニートか、恐ろしくて近寄れないw
現代の視点から、未来の姿を垣間見るといった話なのだけれど、やっぱりこの人の視点はあたたかい。閉塞的な未来の中でも、希望や優しい眼差しが残る。
あとがきもしかり。

さて、残りは「ハチュウ類人間」と「帰ってきたゼロ戦」の二作!

20060328 図書館

怪獣全滅作戦/変装降下作戦/ロボットよりわけ作戦/未来人協力作戦/雪女ヒートキャノン作戦/宙太くんうちへ帰る作戦


どうやらこの「創作子どもSF全集」、復刊ドットコムで夏にむけて復刊準備に入ったらしいですね!嬉しい~~(´∀`)
手に入れたいのは「砂のあした」「宇宙バス」「おかしの男」「コンピューター人間」「シュリー号の宇宙漂流記」懐に余裕があれば「孤島ひとりぼっち」「消えた五人の小学生」「宇宙ヨット旅行」も~~結局全集大人買いになりそうだ。
しかし「ぼくのまっかな丸木舟」をはじめとする怖ぁいものもあるし……

閑話休題。
そして残り少なくなってきた「創作子どもSF全集」。
この「日本子ども遊撃隊」ですが、最終的にそれらは全て虚であり毒であるということにはなるのだけれど、「ススメ ススメ ヘイタイサン」とかそういう戦時中の偏向教育が前面に出ていてどうしても生理的嫌悪感を感じてしまった。もったいない読み方をしてしまったような気分。

20060327 図書館

オクタン

部長命令で、有名な屋上のトラブルシューター・犬村元貞を取材することになった明斉館高校新聞部の月島周子。ところが会ってみると、果てしなくエロい俺様キャラ。周子の「屋上探偵」密着取材がはじまった!


表紙の娘子ちゃんがカワユイのでほぼ衝動買い。
作者の方はノベライズを中心に活躍されてた方のようですね。同時に銀魂のノベライズも出しててびっくり。筆早いのか。
とても読みやすい文体で、オンナスキー屋上探偵もいい感じ。あらすじほど果てしなくエロくもなさそうだけどまあ
「冬の俺が知りたきゃ冬に来い。そしたら答えてやるし、ついでにあっためてやるよ」
とか素で言う程度でセクハラ風味。もっとアレやソレでいいのにー。デート風景見たいよ。
内容はまあ「探偵」とつくだけあって日常の謎的ミステリ連作といったところ、割と「ちょっといい話」系。
淡々と話が進んで淡々と終わっていくので、ちょっと薄いかなあ。新書だからか物理的にも薄く感じちゃったし。
とりあえずこの二人組(&番長)は好きなので、続きがあったら買うかも。
あと巻頭にせっかくスペシャルコミックがあるけど、本編とまるっきり同じってつまらなー。ページ数半分でもいいから別の話が見たかったな。

大崎知仁 長編覚書(除ノベライズ)
・笑わせたるっ/講談社/単行本
・ガレージ/小学館文庫

20060324読了


空鐘10

すれ違う想いはもどかしく、
それぞれが選択した道は───。


ウルクvsリセリナの状況にしても、ラトロアvs他国にしても、ビジター側のあれこれにしても、大きな終わりにむけて、ゆるやかに軸が傾きだした雰囲気。本格的に出番のできた神姫サンが結構世慣れててびっくり。
あちこちでラブラブな雰囲気だしまくりで、この先からは政治がらみでギスギスするのだろうから小休止というかウルク側追い込みと言おうか。カシナートのデレっぷりにはビビるくらいだ。ブラドーさんたちはもうすっかり夫婦しちゃってるし、エンジュたちもアレだし花盛りだわー・*:.。. .。.:*・゜゚・*ポポポポポポ
かぼちゃ&シュナイクなごむー(*´▽`*)

20060322読了

アコギなのかリッパなのか

昔は不良だった青年事務員が、元大物代議士のもとに持ち込まれる陳情、難題、要望から、その裏にある日常の謎を解決する。センセイ方の実態もリアルな現代ミステリー。


いい加減「しゃばけ」の畠中恵、と呼ばれるのはアレかもしれないけれどどうしても言ってしまう「しゃばけ」の畠中恵さん新作。現代モノ。
冒頭、いきなり選挙戦な雰囲気で始まったので、スワ「ダイスをころがせ!」(真保裕一)系の選挙をどう戦っていくかな話かと思ったら、日常の謎ミステリでした。
「しゃばけ」シリーズや「とっても不運な幸運」と同じような雰囲気で連作短編の形で次々と持ち込まれる『割とどうでもいいような』(ここ重要)謎に主人公が奔走したりしなかったり。
元不良/現真面目な生活を夢見る小市民(志望)な主人公やそのボスをはじめとして、いいキャラが一杯!美人秘書・真木さんはどうしても某ロンドから連想してしまって小沢真珠イメージなのですがw
もっとこのさばさばした職場を見てたいので続編希望~~(´∀`)あ、でもしゃばけもヨロシク

20060320読了 図書館
【2006.03.20】 そのほか
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SFJapan2006spring

少年は、いるのはずのない姉と対話する。
それは、星窓を買った夏休みの最初の日から?


SFJapanはいつも高くて買えないのですが(季刊なので妥当といえば妥当なのだろうけど……)、ちょうど一人でBK1のポイントをせこせこ貯めてた分が1600ポイントだったので購入(´∀`)無くても飛先生載ってるから買ったけど(´∀`)
ひらがなを多用した幼い感じの文体で、まさに「ボーナストラック」といった感じで過去作がちょこちょこ顔を出してます。やっぱり全然別の作品なので割とあからさまなのですがwオスカーピーターソンのアルバム「WEST SIDE STORY」のラスト、今までの曲が少しずつアレンジされて一曲になっている「reprise」と一緒でそれでいいのです。
バターが溶けるのも、靴下を脱がされるのも、霧をかきわけて進むのも、どれも好きな部分だったので嬉しい(*´▽`*)ヌガーな部分も入れてくれとか言い出すときりが無いのでいいのです。
「ぼく」の気配が薄くなったのと反比例して存在感の厚くなった「姉」、度重なる白昼夢と改稿前と違う部分も多々あるけれど、ラストの星の部分、それが一番この作品を”新しい”「星窓」たらしめていると思った。

SFJapan*2006 Springそのほか(半分くらい読んだ)
「天使と人間の弁証法─飛浩隆人間学小論」横道仁志
この方の評論にはいちいちはっとさせられます。
破滅の結末は──、ものすごく腑に落ちました。
「百万光年のちょっと先 身の丈ひとつで」古橋秀之
ショートショートちょっといい話。わざとらしい地の文の説明に抱腹
「又々火星のプリンセス・リローデット」火浦功
一ページってとこに抱腹
「ハルシネーション」八杉将司
設定が面白い!
「エリカさんの狂発明日記」なかせよしみ
パン作りのが一番面白かった~内臓肉!

残りの楽しみ
「宇宙生命図鑑 正しい救世主の辞め方」小林めぐみ
「様斬人形」タタツシンイチ
優しい煉獄は新書版読んでなくてもわかるかなあ。

20060319 まだ途中

【2006.03.19】 SF
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銀齢の果て

老人であることは悪なのか? 和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町でも、70歳以上の国民に殺し合いをさせるシルバー・バトルが遂に始まった! 21世紀最大の、禁断の問いをめぐる老人文学の金字塔。


筒井さんと山藤さんの組み合わせ、なんだか久しぶりな気がします。俗物図鑑や狂気の沙汰は金次第、面白かったなあ~。
今回も「銀齢の果て」タイトルからしていい!
「バトルロワイヤル」を髣髴とさせる(というかインスパイア?)老人同士の殺し合い。あちらは悲壮感ただよいまくりだったけれどこちらは筒井さん、結構したたかです。
ご自身が老齢となられたからか、最近は老人文学よりになってきましたね。タバコを吸うな≠長生きをしろ≠善きことではなくなった時代、すでに少子高齢化が激しくなってきている今は絵空事、未来のこと、たかがお話とはいえなくなっていて、ストーリーはあるいみのほほんとしているのにちょっと背筋が怖くなったり。
すらりと滑らかに場面転換されていて、ほんと途中でやめられない!作中曲「葬いのボサ・ノバ」は、音符見て一生懸命頭の中で歌っちゃったしw
ある意味「俗物図鑑」に似ていると思ったのですが、書いているご本人も登場人物も年齢差があったせいか、やはり勢いとパワーには差があったかなあ。
今はまだ「俗物図鑑」のほうが好きだけれど、年取ったときどう感じるのかわからない。

20060318読了 図書館
【2006.03.18】 そのほか
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円環少女2

灼熱のウィザーズバトル第2弾!
敵対魔道師100人を倒す刑罰を負った刻印魔道師メイゼル。彼女が初めての任務で捕らえた魔道師が《協会》の厳重な牢を脱走したとの報せが。メイゼルは追跡の任を受けるのだが、それは恐るべき厄災の始まりだった!


この感想かこうとして「演歌少女」ってミスタイプしちゃった

ようやく読み終えた、この薄さの割りに読み応えたっぷりお得感たっぷり「円環少女」二巻。雑誌スニーカーに掲載された一番初めの短編も収録されてて嬉しい~(´∀`)
メイゼルのかわらぬ嗜虐的変態性といい潔癖っぷりといい、素敵ですね!今巻もぎりぎりのキワキワなところが好きだ。
それにしてもなにこのいきなりラスボス第二形態。
なにもかも下巻次第、あと半月~~~!

参考:
絵師・深遊さんのサイト
http://www.k3.dion.ne.jp/~teezeit/



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リリアとトレイズIII

ずっと話そうと思っていたことがあるんだ……。
二人っきりで大晦日を過ごすことになった僕と彼女。その日はとても長い一日になった……。


リリアとトレイズ物語第三弾。ってゆか薄い───!
わざわざ上下巻にしなくてもよさそうなのにしない訳考察
1.下巻が厚い
2.表紙とカラー口絵とあとがきが二倍楽しめる
3.「騎士の背中」が入れられなくなる
まあどれでもいいんですけど。
あいかわらずアリソン&少佐&ラブラブ女王とその夫陣素敵ですねー、かわいいですねー。年少組もいいんだけどさー。
でも年少組部分は薄いですよ。下巻頼み。メカも薄いので下巻頼み。

20060316読了

密室の鎮魂歌

ある女流画家の個展会場で、一枚の絵を見た女が悲鳴をあげた。5年前に失踪した自分の夫の居場所をこの画家が知っているにちがいないというのが、彼女の不可解な主張だったが…。


第14回鮎川哲也賞受賞作。
あらすじにある「なぜこの絵とあの人物が繋がるのか」という大きな謎が屋台骨となり、それを取り巻くように密室の謎がいくつか、という構成。密室の謎はまあアレだけれども、最後まで大きな謎がわからず、先を読まされてしまいました。
才能/迎合/マイノリティ

20060315読了 図書館

【2006.03.15】 ミステリ
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館島

螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!? 天才建築家・十文字和臣の死から半年、未亡人の意向により再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する…。


「密室の鍵貸します」「完全犯罪に猫は何匹必要か?」等等なんだか面白そうな既刊のある作者の本でしたが(↑の背表紙に書いてあった)、あいにくと近所の図書館にはこれしかなかったのでおためし感覚で借りてきました。
いわゆる「ユーモアミステリー」で「館モノ」で「孤島モノ」。いやーお約束お約束。
連続殺人犯人が孤島(しかも同じ建物)にいるってのに相当のんびりした雰囲気で、あらまあと思ってるうちに解決してた。
なんか久しぶりに「やかたもの───っ!」を読んだなあ、という後味。

20060314読了 図書館
【2006.03.14】 ミステリ
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天狗の落し文

抱腹絶倒のショートショートから脳天直撃の言語遊戯まで、余りにもヒラメキが降ってくるので、獲れ立てのままで公開しました! 純文学、エンターテインメント、SF…全356編+α、文学史上初の使用権フリー短編集。


以前図書館で借りたものの、文庫落ちまで待ってた本。表紙は単行本版のほうが好きなので単行本版のほうにしちゃいました。
一行のものから数ページのものまで、ひたすらアイデアや断片の連続。筒井さんお得意の言葉遊びからシモネタ爺さんの繰言とっさの一言とひたすら怒涛のようにおしよせてくるのにハハアと感心したり唸ったりいやはや忙しい。

20060313再読
【2006.03.13】 そのほか
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恋のドレスとつぼみの淑女

19世紀のイギリス。ロンドン郊外の町にある仕立屋『薔薇色』。店主クリスの仕立てるドレスは恋をかなえてくれると大評判。噂を聞いた公爵の令息・シャーロックは立つことのできない妹フローレンスのドレスを頼む。そこには思いがけない秘密が隠されていて…。英国調ロマン。


か・わ・い・い゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
砂糖菓子のような、ホットチョコレートのような甘い空気が漂う雰囲気で、愛だの恋だののべたべたしたやりとりは少なく、とにかく優しく、ええです(*´д`*)
ドレス・シフォン・コルセット・クリノリン・きゅっと締まった足首・ふわふわの金髪・プチ百合風味と美味しくて軽くてかわいいものが満載。
唯一のお針子にして店主のクリスのプロ根性も、店員パメラの自分をよく知ってる美しさも、イラストとあいまって良い感じです。あとがきに「レギュラーキャラはこのままで」とありますが、あの兄妹医者はもう出ないのでしょうか(´・ω・`)医者はあちこちに患者さんを持ってるらしいので平気かな。
ちょっと闇グッズみたいのがでてきて、シリーズとしての大きな敵/謎とともに、続編を楽しみにしたいとおもいます。

20060311読了

まだ見ぬ冬の悲しみも

タイムトラベル実験の恐るべき顛末を描いた表題作、謎の異星生命体との危険なコンタクトを果たした詩人の手記「メデューサの呪文」、アキバ系科学幻想譚「シュレディンガーのチョコパフェ」等、科学と奇想と語りの饗宴全6篇。


山本弘さんといえば、と学会モノしか読んだこと無かったのですが、せっかくのJコレなので読んでみました。
劇画調サイボーグSF「奥歯のスイッチを入れろ」、種族同士の相互理解でネイチャーSF「バイオシップ・ハンター」、メタ言語SF「メデューサの呪文」、時間パラレルSF「まだ見ぬ冬の悲しみも」、オタク「シュレディンガーのチョコパフェ」、海外怪奇モノのニオイ「闇からの衝動」と風味色々楽しみ色々でございました。
いやー満足満足。

20060310読了 図書館
【2006.03.10】 SF
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ガジェット・ポップ

急転直下のスチームパンク・コメディ登場!
そこは、すべてが蒸気で動く機械中心の世界。地方の騎士団長グリフィス・グリフィンは、訪れていた帝都で帝国の姫殿下のボディガードを引き受けることに。姫殿下の覚えがめでたければ、あわよくば出世も夢じゃない。そう思い、はりきるグリフィスだったが……。


ちょっと読んでは中断(本なくしたとか)ちょっと読んでは中断(図書館の期限が迫ってきた他の本を優先とか)となかなか読み終われなかったけどなんとか最後まで辿りつきました。
Alice」の川崎さん待望の新作。
ダメダメな隊長(しかも中年男)が姫様の我侭につきあわされてるうちに火薬庫はふっとぶ、町はふっとぶ樽は転がるとなんかすごいことに。地の文でのツッコミにクスリと笑いつつ、ドタバタな展開にふりまわされつつ終わりました。
スチームで動く帝国、カッコエーとか思ったらあっという間に出なくなったのが残念~

20060309読了

おまかせハウスの人々

あるのだろうか──
理想の家族、
心安らぐ家。


ナノテクや便利なテクノロジーが「あたりまえ」になった頃のちょっといい話。短編集です。
一般誌に連載されていたからか、技術自体は全て今の時点で予想できそうな、ある意味「あたりまえ」なものが多く、とてもとっつきやすい。
純也の事例:子どもロボット里親制
麦笛西行;人の顔色を伺ってくれる機械
ナノマシン・ソリチュード:体内に埋め込む病院・ナノマシン
フード病:生産情報から安全レベルまで読み込む端末
鮮やかなあの色を:世界の彩度をあげる錠剤
おまかせハウスの人々:掃除洗濯炊事なんでもしてくれる家
「家族とわたし」「世界とわたし」「世間とわたし」
自分と世界をつなぐギミックの蔓延する未来を通じて、「今現在」の社会を皮肉る姿勢がなんだかくすぐったい。それでも、解決しつつある or ひどくなりかけてる 未来は暖かく、「あしたのロボット」(瀬名秀明)を思い起こさせる。
どんなに技術が発達しようとも、人対人のつながりは消せない。
「憎もうが愛そうが、一蓮托生なんですよ。私達──肉親は」(「フード病」)

20060305読了 図書館
【2006.03.05】 SF
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泣かない女はいない

ごめんねといってはいけないと思った。「ごめんね」 でも、いってしまった…。恋をめぐる心のふしぎを描く小説集。「泣かない女はいない」「センスなし」に加え、カヴァー裏に掌編「二人のデート」を収録。


セカチューからもう猫も杓子もみたいな写真カバーとあいまって、なんだか「とりあえずテーマは恋愛」な女流小説家みたい。
淡々とした語り口で、普通の主人公(当然女性だ)が淡々と会社勤めをしたり他人と関わったり家庭生活を送ったりしていて、ちょっと恋愛してみたりやめてみたりしている。
山場もなければ落ちもないので、なんかすっきりしないまま終わった。
しかし図書館で借りたらカバーびっちりテープでとめてあって、カバー裏の話が読めなかったのが残念。
そこにあるのに読めないなんてー

20060304読了 図書館

【2006.03.04】 そのほか
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カーの復讐

ルパンが古代エジプトの秘宝「ホルスの眼」を盗むために潜りこんだ発掘者ボーバン博士の居城で、奇妙な連続殺人事件が発生。ボーバン家への生霊「カー」の復讐を口にする謎のエジプト人…。この前代未聞の難事件の犯人は誰か?


3月18日(予定)で、講談社ミステリーランドの次の配本、「びっくり館の殺人」(綾辻行人)と「怪盗グリフィン、絶体絶命」(法月綸太郎)が発売されるそうですが、それまでに出たものようやくコンプリートしました。
「ルパン生誕100周年を記念し、フランスの古書店でみつけたルパンの未訳本を訳しました」という体裁ではじまるこの本、非常にいい感じの「昔風味」です。
ルパンシリーズはそれこそ20年前位に読んでいたのみで全然覚えてないので、それとの類似はわかりませんが、江戸川乱歩の書いたルパンシリーズっぽい感じはしました。
曰くのある古城、仄めかされる財宝、畸形の入った登場人物におどろおどろしい怪人。まさにジュブナイルミステリの王道でした。

20060303読了 図書館

七つの黒い夢

乙一≫「この子の絵は未完成」
恩田陸≫「赤い毬」
北村薫≫「百物語」
誉田哲也≫「天使のレシート」
西澤保彦≫「桟敷がたり」
桜沢洋≫「10月はSPAMで満ちている」
岩井志麻子≫「哭く姉と嘲う弟」


(*´▽`*)ウワァ.。.:*・゚☆*となるラインナップですね。
ダークファンタジー7選とのことですが、ダークなのは「百物語」「哭く姉と嘲う弟」くらいで、あとは桜沢さん以外ファンタジー、桜沢さんはダークでもファンタジーでもないような。別にいいけど。
以下作品別に一言。
「この子の絵は未完成」
乙一ぽい不思議イメージちょっといい話。とっぴょうしもないことをやりだす子どもと世間体の狭間に振り回される母の姿が身につまされたり。
「赤い毬」
恩田さんぽい和風おかっぱ(脳内イメージ)少女伝奇ちょっといい話。
「百物語」
ようやくダーク気味、お約束なホラー、じゃなくて怪談。
「天使のレシート」
誉田さんという方は初読なのですが、ちょっと凝ったいいまわしに醒めつつラストの救われなさにびびった。
「桟敷がたり」
短編でミステリはなかなかねえ。ラスト、あんな考えに陥る男どもがダークなのか、正解はともかく考え付いた女性がダークなのか…。
「10月はSPAMで満ちている」
傑作ダークファンタジー集において一番ダークでもファンタジーでも怖くも不条理でもないものが面白いってどういうわけ
とりあえず嘉穂たんゲト。「思われ」がないからかずいぶんあっさりしてるけど、やっぱり素敵(*´д`*)ダワァ
「哭く姉と嘲う弟」
岩井姐さまらしい、姉と弟の官能話。短い中にも入れ子話で面白かった。最後がダークっつか怖い。

どれも「らしい」話で、本自体薄い上に七人もいるんだから、個々の話もほんとに薄い。暇つぶしにもならないくらい薄いので時間が無い人でも読めますw
【2006.03.01】 そのほか
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

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    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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