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<数値海岸>が本格稼動を開始して5年、男は500回もの死を上書きして死んだ── |
SFマガジン創刊600号記念特大号。ほんとに特大。分厚すぎ!
しかし飛先生の新作が読めるとあらば(たとえ旧作だとしても)2400円費やしても大丈夫(´∀`)
「ラギッド・ガール」に続く<数値海岸>運営サイドの中篇。しかし阿形渓などよりもっと小さいメゾン(会社のような)が舞台で、魅力的な女性ガウリの視点で物語はすすむ。
数値海岸に落とす<AIを支配する恐怖>について同僚と議論を戦わせたり、二ヶ月前に死んだルームメイトのことを思い出したり、料理をしたりと肌理が整っていて円滑な生活の描写の中に時折、飛先生お得意の、口をぽっかりあけた生々しい傷口のようなものがある。たった今鋭い刃物で切り裂かれたとばかりに傷口は瑞々しいのにちっとも血が出ていない不気味さと不自然さに惑わされる。
なぜ、彼女のルームメイトは500回もの死を体験するはめになったのか、なぜ彼女がここに、なぜ、なぜ、疑問ばかりが募り、最後に一気に開放される答え。身が凍りそうだった。
これを含めた中短編集が秋に出版される予定らしいけれど、収録策は『夏の硝視体』(SFM2002.10)『蜘蛛の王』(SFM2002.11)『ラギッド・ガール』(SFM2004.02)とこれの4作かな。また突発的象力病で、単行本と雑誌掲載分と全然違ってたりして(´∀`)スゴクアリウル
SFJapanには「星窓」改稿版が載るようだし、飛先生大忙し!
次の改稿は「ポリフォニック・イリュージョン」か「夢見る檻」がいいです(´∀`)
SFM600号記念号はほんと豪華で、まだまだ読むものがたくさんあって幸せ〜〜
20060228読了
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