読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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おかしの男

章タイトル
チョコレートのお金/脱走してきた男/バターをむしゃむしゃ/おかしの男のねだん/ホットケーキ病?/発明した人の手はからっぽ/その名はスイート・パトロール/おかしのカーニバル/あいつらの鼻をねらえ/おかし病のわるい夢?


「この作品のタイトルが知りたい!@SF板」(まとめサイト)で面白そうだったので借りてきました。
このテのSF児童書って今ないですよね。ハリーとかダレンとかのファンタジーが最大値みたいな。

しかしこの本、見出しを見ただけでもうわくわくします(*´д`*)
喋ったり悩んだり動いたりする人間そっくりのおかし、おかしの男であるところの光岡蜜夫さんはほかにも砂糖と牛乳と卵と蜂蜜と砕いたパンをまぜまくって一気飲みしたり、生クリームやホットミルクにうっとりしたり、お菓子の腕を齧らせてくれたり結構のんびりしてて、非現実的なのにやけに納得させられてしまう雰囲気がよいです。
謎の敵集団とか奇病とか、お約束のところはきっちり押さえていておもしろーい!今度8歳と6歳の子に読ませてみよう。
「自由に旅をしていて、おかしの好きな子と友だちになって、うででも、足でも、おへそでも、気にいったところを、かじらせてあげる」なんていうお菓子人間(再生可能)とか、テーブル代わりになりそうな巨大チョコレート銀貨とか、子どもにはたまらないでしょうね!

このシリーズは初めてみたけれど、他の執筆者が結構すごい!
豊田有恒/今日泊亜蘭/光瀬龍/福島正実/矢野徹(こういうのに筒井さんが入ってないの珍しい気が)
図書館にほとんどあるようなので、ちょっと読んでみようっと。

参考リンク:
復刊ドットコム「創作子どもSF全集 全20巻」

20060131読了 図書館

追記:
8歳男児の感想「最後のビスケット熱のところがサイコーに面白かった!」
と一気読みしてました。
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デカルトの密室

人工知能は、自らの意志で「殺人」を犯すことができるのか? 人間と機械の境界は、「心」はどこにあるのか?


生物モノから無機物モノに最近かかりきりの瀬名さん新作。例によってロボットもの、「あしたのロボット」系。
こういうSFSFしたものは久しぶりだったので、なんだか理系の文体が眩しい~。内容は哲学交じりの文系よりなのだけれど、理系のフィルタを通して描かれる世界が新鮮でした。
「うわ、ちょ、これ、まて」みたいな手放しの興奮はしないけれども、胸の奥底で静かにドキドキワクワクさせてくれて満足(*´д`*)
ロボットを人間に近づけていく過程で、「<わたし>と私」「機械らしさ」「人間らしさ」「ロボットと未来」、次々と視点を変えて語られる物語に圧倒されっぱなしでした。
あー満足。これに尽きます。

20060129読了 図書館

参考リンク:
瀬名秀明の博物館(公式サイト)
新潮社・デカルトの密室ページ
(連載時の羽生都さん表紙絵が素敵ー!)
【2006.01.29】 SF
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銃姫6

「わたし、ガリアンルードの王女なの」意を決して告白したアンブローシア。祖国のために敵国へ嫁ごうとするアンに「一緒に暁帝国で暮らそう」とセドリックは言う。全てを捨てる決心の二人――。だが、姉・エルウィングの容体が悪化したことを知り、二つに一つの選択を強いられたセドリックは、「この世のどこよりも厳しい場所」と言われる「灰海」へと旅立つ。そして、その地でついに「宿命の敵」との出会いを果たすのだが……!? 


銃姫「次で一旦完結」であるところの「最終章」がとうとう始まってしまいました。三巻予定らしいですが、いつまで続いてもいいです(´∀`)巻頭カラーでイラスト/名台詞付き登場人物一覧もついててお得です。エナミさんGJ!
アンブローシアとセドリックも、昼メロかい!というほどすれ違いまくり、そんな中での一瞬の心の通わせ合いが濃厚な煌めきですな。二年のうちにそれぞれが成長していくさまが愛しいです。
それまで名前だけ登場していたラスボスがとうとう登場、しかもかなり意外な雰囲気で続きがたーのーしーみ───!
高殿さん本人は他のお仕事も抱えてて、今度また新シリーズ(?)も始まるようなのでお忙しそうですがなにとぞお早めに!お早めにお願いします(´∀`)

20060127読了


EDS

新宿副都心に開設された「EDS緊急推理解決院」。警察では対応しきれない難事件や不可解な謎を、市井の名探偵の知力と名推理によって早期に解決しようという施設だ…。


装丁が素敵で手にとってみました。笹井一個さんだ!当然でした。吉川良太郎の<パパ・フラノ>シリーズで見かけてから、ほんともうダイスキ。

本編のほうは、まあ清涼院流水の探偵がいっぱいいるやつ(一回だけ読んだけどあんまり覚えてない)みたいな舞台で、それぞれの探偵科の人がそれぞれに持ち込まれる事件をそれぞれ解決していく、といった感じ。
推理してる場所が一箇所に集まってるっていうだけで、ただの短編集をシャッフルして適当に混ぜてみました、でも特に意味はありません、院長室の話をひきのばししたかっただけちゃうんか、みたいな無駄に力が入った一冊でした。

院長室:石持浅海 / 怪奇推理科:加賀美雅之 / スポーツ推理科:黒田研二 / 外国人推理科:小森健太郎 / 歴史推理科:高田崇史 / 不可能推理科:柄刀一 / 動物推理科:鳥飼否宇 / 小児推理科・受付:二階堂黎人 / 女性推理科:松尾由美

20060126読了 図書館
【2006.01.26】 ミステリ
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バレンタイン上等

イブの事件で重傷を負った鉄平もようやく退院。爽やかに迎えた新学期、なぜか学校ではお嬢様学校と交流会を催すことになっていた。しかも実行委員長として、鉄平の姉・豆子を名乗る槍ヶ岳がっ!
「バレンタイン交流企画『あなたのハートをゲットです』デスッ!」


「クリスマス上等。」に続く鉄平&ゆかり&槍ヶ岳シリーズ第二弾。
あいかわらずゆかりちゃんがけなげでかわええです(*´д`*)
ライバルらしいライバルも登場せず、当て馬にもならないよヤレヤレ。
前回はボーイミーツガールだったわけですが、そこから一歩進んだところのやっぱりアクション物になりました。しかし大人&TV界って汚い!ま、槍さんは忌み嫌われてナンボなのだろうしいいのかな。
あとがきのパートさん云々ちょっといい話でした。

200600125読了


老ヴォールの惑星

陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかった--通信機の対話だけを頼りに無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集。


作者初の短編集。長編もいくつか読んでいたけれど、一番しっくりした形でした。
どの作品も「ほのかな希望」と「見知らぬ世界の生態系」が含まれていて、それぞれの切り口の鮮やかさ、生命体の魅力が詰まってます。
トータルして比べるとすれば「老ヴォールの惑星」>「漂った男」>「ギャルナフカの迷宮」>「幸せになる箱庭」だけれど、「キャラ度」だの「新発見度」だの「SF度」と細かくしていくと順位がくんずほぐれつ状態でどれも面白い、ってことなんだけれど。
すっきりハッピーにまとまりすぎるきらいもあるけれど、充実感のある一冊でした。

20060122読了
【2006.01.22】 SF
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クリスマス上等。

「おめでとうございます!! 五十嵐さんはサンタクロース役に大抜擢されました!!」
イブの夜、異世界から来た槍ヶ岳と名乗る全身真っ赤なスーツの女は、あちらの中継番組の企画で、俺に一人の薄幸な少女を救ってほしいのだという。そして巻き込まれるままに邂逅した少女はクラスメイトの美少女・古都ゆかり!?


ゆかり母!ゆかり母!
エンジンかかれば血も滾る、ぶっこみ少年もいいし、元社長令嬢現社長孫、ゆかり嬢のドレス姿もかわええのだけれど、それを上回るキャラが、推定登場P数3Pのゆかり母ッ!
恥じらう姿勢がなんともよいです。
煎じ詰めればボーイミーツガールなアクション物、ということであっさりめの文体でさらっと読めてお気楽。結構薄いけどきちんとまとまってて次はいったいどんなひどい目にあうかが楽しみwでもあったり。
「バレンタイン上等。」「ホワイトデー上等。」とくると次はなんでしょうねえ、一応「薄幸少女を救う」わけだし雛祭り上等?卒業式上等? ゆかり嬢にもライバル登場しちゃったりするんでしょうかねー、お嬢様に対抗して金髪ヤンキーちゃんとか。
イラスト(屡那)、カラーはいいんだけどモノクロが……。

20060121読了

精霊探偵

事故で妻を失ってから、私には他人の背後霊が見えるようになった。霊の示唆で相談事を解決するうち、それが評判となり、人捜しの依頼が舞い込んだ。だが、依頼を受けて捜査を始めた矢先、奇妙な出来事が起こり始める…。


事故後ひきこもってた主人公が、背後霊が見えるようになったという設定から始まる、いつのまにか刊行されていた梶尾さんの新作。
背後霊との交流で「ちょっといい話」系が続き、キャラクタが増えていくさまは自然で、いつのまにかのめりこんでしまいました。ハードボイルドミステリっぽく始まった物語が少しずつ現実からずれていき(背後霊が見えてるってことでもうずれてはいるんだけど)、侵略SFにまでなっていくとはとても読めませんでしたよ。しかし壮絶ですな。
ラストのたたみかけるような連続オチのあと、最後にとろうとしている選択でほんとうにいいのか、少しセンチメンタルになってしまいました。
「板場旅情」と「城下町悲恋」、聴きたい。

20060120読了 図書館
【2006.01.20】 ミステリ
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半魔

奇妙な自分のチカラに怯える女子高生、陽子と理砂と寛美。陽子の17歳の誕生日、「そいつ」は出現した。巨大な悪意を撒き散らす「そいつ」とは何者? 理砂と寛美の誕生日とともにカタストロフィーが迫っていた…。


絵も内容もラノベなんだから徳間デュアルにすりゃよかったんじゃ?ってな感じですが、文庫だと図書館に入りにくいのでハードカバーでよかったというか。
流行の伝奇っぽい雰囲気で、しょっぱなから超能力女子高生が大活躍ですよ。その後も悪の本体がちょろっとでてきたり能力向上してみたりと王道RPGのような展開。刑事カプやら霊能姉弟やら美味しそうなキャラはでてくるものの、最後が超唐突に終わるのがすべてを台無しに……。
全部で5章ある物語の4章で終わってるというか、それか第一部が終わって第二部の導入だけ見たら終わっちゃったというか、そういう「さあ、これからどう終わっていくんだろう!」とか「わあ、こう始まったらどうなっちゃうの?」という一種期待感のようなものがあっただけに余計('A`)ウヘァ
それとも最初陽子が寛美を見殺しにしておけばこんなことにはならなかったんじゃ?風なのか。とにかく('A`)ウヘァ
「そして粛清の扉を」「メロス・レヴェル」がちょっと好きだったので読んでたけど、「パンドラの火花」、コレ、とくると次読むかどうか迷うところ…。

20060119読了 図書館

死神の精度5

「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。


特定の死以外の死を司る死神課?の一員である主人公、千葉(仮)が死人予定の人間を一週間調査し、「可」であるか「見送り」であるか判定するという連作もの。
調査具合や判定基準はかなりテキトー、でたとこまかせ風であり死神たちの個性がでて結構楽しい。この連作の主役である「死神」千葉(仮)は妙に生真面目で律儀で勉強家で雨男。こういう組み合わせもありなのねえ、と微笑ましく読了。
人情死神話というか、「いいおはなし」という雰囲気でした。
他の本にあるような破壊力やスピード感はないけれど、まったりした中にも魅力がある。こういうのも書くんだなあ。

20060118読了 図書館
【2006.01.18】 そのほか
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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