読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
SEARCH THIS SITE.
CATEGORY
LINKS
ARCHIVES
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--.--.--】 スポンサー広告
[]

GOSICK5

「ベルゼブブの頭蓋」と呼ばれる修道院に軟禁状態となるヴィクトリカ。一人、マルグリット学園に取り残された一弥は、ヴィクトリカが生命の危機に瀕しているという情報を得て、迎えに行くことを決意する。たどり着いたその修道院では奇妙な夜会が行われていて、殺人事件が起こることに――。前大戦、そしてこれから巻き起こる嵐。いよいよ歴史は大きく動き出す!


上(中?)下巻の上のみといった雰囲気で、伏線色々投げっぱなし巻。あの薄さに過去/現在/ヴィクトリカ側/母側/父側と詰め込めば当たり前ですが。
しかしその分LOVE寄せがすごいことに(*´д`*)
いままで「ツン>>>>>>デレ」くらいだったのに「ツン<<デレ」まで持ってきてますよ、あのヴィクトリカがねえ。もう。
巻を重ねるごとにミステリというより冒険譚というほうがしっくりきてますね。もうトリックとかいいんじゃないかなあ。
とにかくフリルふりふりレースごてごてしたキラキラした雰囲気にうっとりしてました。
いやしかし、このイラストはもう神がかってますね、繊細で優美で華奢でフリル(*´д`*)ハァハァ
ドールとかにはまったく興味ない無粋な一般人ですが、ヴィクトリカドールだけは欲しくなります。

20051230読了
スポンサーサイト

1位「願い星、叶い星」アルフレッド・ベスター/河出書房新社 奇想コレクション

属性:熱・古典SF・壊れっぷり
ありふれたアイデアなのだけど、どの短編にもひねりや驚きが隠されていてもう堪能。

2位「バイティング・ザ・サン」タニス・リー/環早苗訳/産業編集センター

属性:近未来・個人主義・ペカペカ
享楽的で驕慢で、美しいもの、わくわくするものが大好き。華やかでジャンク用語交じりの訳文も素敵でした。

3位「七回死んだ男」西澤保彦/講談社文庫/

属性:タイムループ・SFミステリ・老成高校生 
読後のすっきり感と、設定とストーリーの絶妙な混じり具合が楽しかった!

4位「ふたりジャネット」テリー・ビッスン/中村融/河出書房新社 奇想コレクション

属性:すこしふしぎ・アンを押してください・ユーモアSF
読んでる間中笑いっぱなし。クスクスだったりゲラゲラだったりとにかく幸せでした。

5位「そのときは彼によろしく」市川拓司/小学館

属性:幸せ・家族・遠くにいる愛しい人
ひたすら暖かくてやわらかい雰囲気が好きです。

6位「円環少女1 バベル再演」長谷敏司 /角川スニーカー文庫 *

属性:サドデレ・魔法・二つ名
祝☆新刊&重版☆来年三冊?☆

7位「超妹大戦シスマゲドン 1」古橋秀之/ファミ通文庫 *

属性:妹・妹・妹・妹・妹・いもうt

8位「からくりアンモラル」森奈津子/早川書房Jコレクション

属性:性愛SF・潔癖/純潔・SM

9位「探偵伯爵と僕」森博嗣/講談社ミステリーランド/p>

属性:社会派ミステリ・驚愕の……・小学生

10位「地獄変」中島望/講談社ノベルズ *

属性:血・暴力・

*印は2005年刊行のもの

 

[READ MORE...]
【2005.12.30】 マイベスト
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

女王様と私

数馬はオタクだ。無職でもちろん独身。でも「引きこもり」ってやつじゃない。週1でビデオ屋にも行くし、秋葉原にも月1で出かけてるし。今日も妹とデートの予定だったんだ。あの女王様に出逢うまでは…。


ニートでキモオタで44歳な数馬の駄目っぷりがあんまりにもリアルで情けなくて仕方なくてやるせない。ほんと、救いようがないよ。
前半、めちゃくちゃ面白い。オタ全開の数馬と、12歳生粋の女王様のやりとりは、ギャルチックな読みづらさを割引いても面白い。
一方中盤、絵夢参考人との会話を練習するところまでなにもかも妄想っていうのもそりゃ面白いのだけど、フッターにそのまま書いてあるからとはいえ少々寂しいものが。「世界の終わり、あるいは始まり」のように前提からやり直すのではなく都合よく強引にねじまげちゃうっていうのも、いくら作中での縛りを決めてあり、絵夢もツッコミいれてあるからといって、それこそシューティングで無敵状態じゃないのかと。
そんなんで無理矢理解決されても納得いかないよ~~!
普通に「女王様と私」で探偵っていうのじゃいけなかったのかねえ。

ところで館シリーズはもう書かないんでしょうか。
結構好きだったんだけど。

20051229読了 図書館
【2005.12.29】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

紅

日本を揺るがす始祖十六家に巻き込まれた!?
もめごと処理屋を営む真九郎のもとに、少女を守る依頼が来た。世界屈指の大財閥、九鳳院の娘・紫を匿うため、共に生活を始めることに。紫を狙うのは日本の始祖十六家…紫を救えば真九郎が殺られる!?


繋がりがあるという「電波的彼女」は一巻だけ読んでそれきりだったのですが、重複してる方はなんとなく覚えがあってまあだから何だという感じで。
全体的には「手堅くまとまっています」ハンコ一つ。
猟奇/お嬢様/ロリ/何か必殺技とかありそうな裏社会の武術
/幼馴染を程よくブレンドしてみました!てな。
面白くないわけがない。けど興奮するとか暴れるとかそういう逸脱したものはないなあ。
裏を仕切るという難解な漢字と読みの「○○家」とくれば戯言シリーズを思い浮かべるんですが、なんかモトネタあるんでしょうかね。
きれいにまとまったのでこれ一本でもよさそうだけど、いくらでも続けられそう。その時はハーレムエンドでお願いします(´∀`)
夕乃ちゃん狙いすぎだよ!
幽白っぽく「この戦いが終わったら結婚しよう」で銀子ちゃんでもいいです。ツンデレだし。

20051228読了

pulp1

リストカットでしか生を実感できない少女・嬢はある夜、通り魔に襲われたところを日本刀を携えた少年・彰に助けられる。一瞬で彰に心を奪われてしまう嬢は、彼こそが平坦な日常から自分を連れ出してくれる存在だと確信するのだが……。


今までのビンゴさんの本は「三月、七日」でも「刀京始末網」でも、登場人物たちが生々しく息づいている感が魅力だったけれども、今作では透明だけど分厚いガラス越しに動いているのを見ている気分。
お人形のような「嬢」とやっぱりお人形のような「彰」(関係ないけど「刀京~」の明と読みが一緒ですね。あと危うげなところも)、教師代表の辰巳、頼れるお兄さんお姉さんな球と魁。やはり彼らは普通とは相容れない世界の住人なのか、ひどく絵空事のようだけれど、その薄氷一枚踏むようなギリギリのキワキワに心揺さぶられた。
三部作の第一巻、まさに「三分の一ほど進んだ」印象のまま終わったので、続巻を待ちます。
相変わらずあとがきは鬱ぽいいい話系。

20051226読了

超妹大戦シスマゲドン

天呼ぶ地呼ぶ兄が呼ぶ、あれはぼくらの妹だ!
たたかえ!俺の妹よ!
妹600人が過激にバトルする、愛と感動の兄妹物語!


白とも黒ともいいがたいマーブル古橋?
情緒もへったくれもない勢いと妹スキーパワーでゴリ押ししながら読まされてる(でも快感)感じ。
兄の持つ妹コントローラーで、受信機?であるチョーカーを身につけた妹が動く!動く動く! そしてだだ漏れる兄の愛と二人の信頼?度が妹のパワーを後押しする!
エンジェリックレイヤーっぽく、一話完結連作っぽく敵となる妹たちをちぎっては投げちぎっては投げするのかと思ったら、一人の妹がピンチになると他の妹が乱入してきて、勝負の行方はうやむやのまま章が変わっていくのですね。もやっと感は残りつつ、大切な妹たちを使い捨てにせずくんずほぐれつできて便利ですね!
俺の妹日本一!みたいな兄たちが集う暑苦くも妹が清涼剤の役目を果たすバトルものでもあるわけですが、妹のギミックがまた面白ェェェェ!!
キャラクタとしては王道かわゆい妹ソラちゃんが一番好きですが、ギミックなら触手鎌キチキチ娘ユウカちゃん万歳。素晴らしい。
造語もイモウタライズされまくってて誠によいです。
あーおもしろかった。ご馳走様でした。

ソラ兄はあれだ、乳へのこだわりさえ除けばソリッドファイターの彼だね、彼。久しぶりに会えて嬉しいな(脳内)。微妙なオヤジ趣味がダサカワイイ。
名前関連、堀チエミ・ススム兄弟とか超兄妹あたりはモトネタありありですが、他の兄妹にもあるんでしょうかねー。


古橋御大による
高橋メソッドによる『超妹大戦シスマゲドン』の宣伝
『超妹大戦シスマゲドン』販促ポップ用バカフレーズ(ボツ案)集

ファミ通文庫WEBSITE「超妹大戦シスマゲドン」特集ページ

2/6に徳間デュアル文庫から「冬の巨人(仮)」が出るらしいのだけどホントニ?マコトニ?
SFJapanでも連作連載が始まったし、古橋の時代?来た?

20051225 読了

円環少女

私は戦う──この〈地獄〉で。

〈円環大系〉と呼ばれる魔法を使い、100人の魔導師を倒す運命を負った少女メイゼルの前に現れた、音を操る〈神音大系〉の騎士。メイゼルを排除しようとする彼らの狙いとは!? 灼熱のウィザーズバトル開幕!


「戦略拠点32098 楽園」「天になき星々の群れ フリーダの世界」の長谷センセ新作。祝重版。
相変わらず物理的に薄いくせに、密度が特濃。
世界観も魔法の成り立ちも、魔術自体もルビまで書き込んであって本文が黒い。嬉しい。コネタも入ってクスリとお得です。
それに、これはデレデレともツンデレとも違う、サドデレ?Sデレ?ロリィな少女がサドでデレってこんなに似合うものだったのですね。メイゼル可愛すぎ。
きずなかメイゼルか恋の鞘当っぽい雰囲気ですが、もうセンセはメイゼルのことしか考えてないから!きずなちゃんには申し訳ないが胸か和みか料理かしかないから!
332ページでこの設定、キャラクタの多さなので各陣営のもくろみや動きがわかりにくいのが惜しい!スニーカーって昔もっと厚いの出してた気がするけど最近は薄いのばっかりだ。
神音系ではエレオノールとリュリュはこの先どうなるのか、まだ実力/本音のわからない八咬さんもいるし、色々続きが気になるところです。
しかしいつ2巻が出るのかわからないのでとりあえず下に色々覚書しておきます。雑誌スニーカーに載ってた短編も収録してくれると助かるんですが。

20051225 再読

[READ MORE...]

荒野の恋 第1部 Catch the tail

 山野内荒野、12歳。
 荒野は一人の少年と出会い、衝撃的な胸のドキドキを体験する。その少年・悠也がクラスメートだと知って嬉しい荒野だが、彼の氷のような視線に出会い戸惑う。
 好きってどういうこと? 
 恋ってなに? 


ファミ通文庫って突然変わったものを出すので目が離せない。
この作品も、古き佳きコバルトの系譜というか、中学生の恋を知らない、異性にオクテの女の子がある男の子と出会い、自分の変化に戸惑うような、そんな話です。
語り口も荒野視点の家も大人も、みな乾いていて自分の好きにさせてくれて/無関心なのに、恋やら愛やら性やらが顔を覗かせると、とたんに湿っぽくて陰鬱で、なにやら正視してはいけないような気持ちになってくる。ファーストキスはレモン味、とか言ってられないのだ。喰うか、喰われるか。性善説だと信じていた世界が、実は少しずれていたのに気づくというか。そんな荒野の変化が苦しくて、切ない。眼鏡だし。
第二部は荒野14歳とのことで、帰ってきた(のだろう)悠也とのこと、未だ様子見状態の山之内夫妻(特に妻のほう)とのこと、このまま消えてしまうには惜しすぎる奈々子さんのこと、衝撃的な告白からどうなっちゃったの友達関係、まだまだ気になる部分が一杯です。っていうかもっと十二歳の荒野に触れていたかった。
中学生のときめきが眩しいです。
イラスト(ミギー)もサイコウ。

20051221 再読

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で 9

華やかな舞踏会。揺れ動くそれぞれの想いと忍び寄る不穏な影!  タートムとの国境戦を制したアルセイフ。いくつかの案件があるものの、しばし訪れた穏やかな日々に、王宮では舞踏会が催されることとなった。
 フェリオに付き添う二人の可憐な少女。人々の注目は集まり、舞踏会は華やかなものになるが、そこには謎の“仮面の男”が潜入していた――。


どこの富士ミスですか、っていうくらいものすごいLOVE寄せです!
カラーページから本文から、こんなにサービスしていいんですかという位のラブっぷり、サービスカットテンコ盛り。
ウルクさん、神姫の妹にしてはスリット&胸元開きすぎじゃないんですか(*´д`*)ハァハァ リセリナさん、背中と肩寒いんじゃないですか(*´д`*)ハァハァ ディアメルさん、そんな服とカフスじゃ戦闘時動きにくいんじゃないですか(*´д`*)ハァハァ ニナさんそんな書類にサインしちゃうなんてよっぽど(*´д`*)ハァハァ ベルさんちょうどいい人がいませんね(´・ω・`) 大忙しです。
フェリオを廻る三角関係も大きな一歩を進んだ雰囲気(1巻でリセリナの昇華分を、ようやくウルクが追いつきました!)でこちらも気になりつつ、きな臭くなってきた諸外国の計画も進んできたようです。ジラーハへの旅路、まだまだありそうなライナスティさんの新特技にも期待が高まります。
ぜひ一日二十枚計画で!

20051220読了

フリーダの世界

変わらない少女が世界を変える。

暗殺者フリーダは任務のため名門女子校に生徒として潜入し、正義感の強い少女アリスと出会う。任務決行のその日、宇宙海賊の侵略を告げるレーザーの光が街を襲う。アリスと共に逃亡するフリーダを待ち受けるものは!?


「戦略拠点32098 楽園」の長谷さん二作目。
今回もジャンルはSF、しかしカテゴリは女子高生スナイパーアクション。表紙からすると百合っぽさ全開ですが、本編は別に。女子の絡み率(会話とかそういうほう)は高いですが。
記憶と人、「正しいこと」のあり方、自分と世界の妥協点、美しいものとそうでないもの、強いものと弱いもの。
いくつもの対立が、冷徹な殺人機械・フリーダに与える影響とその変化が痛くて、綺麗で、切ない。
更に読了間近、タイトルの意味を考えるとまた切ない。
脇に控えるツンデレ(イメージ)お嬢様レイチェル・はすっぱ(イメージ)パン屋ナオミもいいし、メインの天然ロリ娘アリスもとっても魅力的だけど、やっぱりフリーダ!フリーダ!斜に構えて自分以外何者も信用に値しなくて、冷たくてでも柔らかい、そんなフリーダが大好きです。かっこええ。
そして最後、最悪の大王になったアリスも見たかったり。「円環少女」が売れたら続きだせるかなあ。

20051217.再読

牙の領域
[bk1]

レスリング、日本拳法、合気道、フルコンタクト空手、骨法。必殺の域にまで武道を極めた素手の暗殺者集団「五連凶星」が放つ究極の暴威。その標的となった少年は、しかし、あの極真空手の達人だった。


ブックオフで発見!即捕獲した「Kの流儀」の続編。
極真空手の達人(でも色々抜けてる)である主人公・逢川がまたまた繰り広げる愛と喧嘩と死闘の日々が全編を覆っているわけですが、化け物じみた相手とのやり取りにはルールなし賞賛なしあるのはお互いのプライドと血と拳のみ。
愛すべき極真バカ、逢川くんから目を離せません。
前作、今作とも愛する女性を救えなかったわけですが、新キャラ合気道ロリ少女(脳内)弥生ちゃんとはこれから何か発展があるのでしょうか。っていうか次また極真シリーズはでるのでしょうか。
ルシフェルとは闘い方、己の身体への考え方が全然違うので、続きが見たいのですが──。

20051210読了
【2005.12.10】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []
飛浩隆先生の「象られた力」(ハヤカワ文庫)が第26回SF大賞を受賞しました。
おめでとうございます.。.:*・゚☆*.゚+.。.:*・゚☆*.゚+

参考:
日本SF作家クラブ・SF大賞のページ

「象られた力」私の感想文(書評ではない)
【2005.12.09】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

透明人間の納屋
[bk1]

犯人が透明人間なら可能な密室からの消失! この世にうまくなじめないヨウイチ少年が唯一心を開き尊敬できるのは真鍋さんだった。彼は何でも知っていた。透明人間が存在すること、人を透明にする薬がある事を…。


「眩暈」で読ませた『ある物事を違う面で見たら全然違うものが浮き上がってきた』タイプのミステリ。とんでもない謎、とんでもない第一回謎解き。さらにとんでもない第二回謎解き。
うまくハマればいいのだろうけど、説教くさいし理想の楽園=共産狙いバレバレだし救いなさすぎるし個人的にはハズレでした。
「踊る手なが猿」でアレエ?と思って「竜臥亭事件」であまりの一方的さに読まなくなって久方ぶりの島田荘司でしたが、この先も新刊を気にしつつも、読まないことになりそうです。

20051207読了 図書館

ラインの虜囚
[bk1]

1830年、冬、パリからライン河へ。奇妙な塔に幽閉された仮面の男は死んだはずのナポレオンなのか? カナダから来た少女コリンヌと仲間たちの、謎と冒険の旅がいまはじまった。


いい田中芳樹は完結した田中芳樹(違う)
いい意味で「子供向け」に書かれた歴史冒険譚でした。
やわらかい口調で、当時の風俗や空気、あたりまえとしてある物事が描かれ、説明されてて読みやすい。こんなに説教臭くない田中芳樹は初めて。子供でも「かつて子供だった大人」にも読みやすいです。
ミステリ、というよりも「謎」といったほうがしっくりくる筋立てで、諸所にあらわれる小さなひっかかりと全体をまとめる大きな謎がうまいぐあいに先を読ませるパワーになって、鶴田謙二さんの素敵イラストと相まってどっぷり空気に浸って楽しみました。
また章ごとの見出しが説明口調の長講釈っぽくて、一昔前の翻訳小説を読んでいるようでもあり、新刊なのに懐かしかったです。

あと読んでないミステリーランド覚書
・ カーの復讐  二階堂 黎人
・ 透明人間の納屋 島田 荘司
・ ぼくと未来屋の夏 はやみね かおる
・ 魔女の死んだ家 篠田 真由美
井上夢人さんのはまだかなー

20051206読了 図書館

神様ゲーム
[bk1]

小学4年生の芳雄の住む神降市で連続猫殺害事件が発生。同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめた芳雄は、死体を発見する。猫殺し犯がついに殺人を? 芳雄は「神様」に真実を教えてほしいと頼むのだが…。


エエエエ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ゚ロ゚ノ)ノ゚ロ゚ノ)ノ
最初は「十歳で○○レンジャー好きとかアリエネー」とか「正義側のロボがジェノサイド(集団虐殺)ロボってどうよ」とかどうでもいいツッコミをいれつつ面白く読んでいたが、終盤あたりからエエ(略)な事態に……。
猫殺害事件はまあ神様の神様っぽさを終盤の天誅を不自然なく演出するためだけに誂えられたとしてもとってつけたようだし、それにつけてもトンデモ振りにはついていけないー。結局小柄で昼間暇な主婦であるところのお母さん気分に応じて不登校児であるところのミチル出会ってロリで百合な関係になってあとは作中の推理通り?ということ?衝撃的なラストやりたかったんだ~~みたいな?
誕生日のろうそくが消えないエピソードは何だか好きだった。
多感な時期に妙な体験をした芳雄くんのこれからに幸あれというかなんと言うか……

20051205読了 図書館

細菌人間
[bk1]

脳に取りついて人間を自由に操る宇宙人と戦う表題作の他全5編を収録。うち4編が単行本初収録。1965年から66年に発表された少年向け小説-ジュブナイルの冒険SF傑作集。
収録作「細菌人間」「10万光年の追跡者」「四枚のジャック」「W世界の少年」「闇につげる声」


うーん、懐かしい!
古き佳き正統派ジュブナイルSFであり、勧善懲悪でお約束のような宇宙冒険譚でもあります。悪者はどの短編でも筒井ジュブナイルでお馴染み?のオリオン星人。
ひらがな多め、擬音使いまくりのわかりやすい文体で、お父さんの恐ろしい変貌ぶりが怖い(更に解説にあった、当時の挿絵がまた怖い!)表題作、ロマンチック追跡劇「十万光年の追跡者」等、子供にもどったように懐かしくウキウキと読んでました。
一部を一般向けのSFに書き直したものも見られ、アイデアの原型を垣間見たような気がしてそれも楽しかったです。

20051204読了 図書館
【2005.12.04】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []
| BLOG TOP |
RECENT ENTRIES
特設
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
PROFILE
  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

RSSフィード


Photo by Rain Drop // Template by chocolat* // Powerd by FC2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。