読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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猫丸先輩の空論
[bk1]

イラストレーターの家のベランダに毎朝決まって置かれるペットボトル、交通事故現場に集結させられた無線タクシー…などなど、不可解で理不尽な謎を童顔探偵猫丸先輩がすらりと解く。


人一人猫一匹死にもしなけりゃ怪我もしない、日常の謎ミステリ。唐沢さんのイラストがぴったりすぎる。
しかもたいした当事者でない猫丸先輩がテキトーにこじつけてて、その場ではとりあえず納得したがあとからよく考えてみると「アレ?」ってなるような推理(まさに空論)が可笑しい。
各章の題名がミステリ本のパロディになっているらしいが、ちょこっとしかわからなかった……
・「水のそとの何か」:水の中のなにか(シャーロット・マクラウド/創元推理文庫)
・「とむらい自動車」 :とむらい機関車(大阪圭吉/創元推理文庫)
 タクシーが続々と集まって一触即発状態になってる図がおかしすぎたー!
・「子ねこを救え」:~を救え、という題名の本多数で断念…
 追跡劇中の猫丸先輩の姿が笑ける。
・「な、なつのこ」 :ななつのこ(加納朋子/創元推理文庫)
 題名苦しすぎますから!(笑)
・「魚か肉か食い物」 :煙か土か食い物(舞城王太郎/講談社ノベルズ)
・「夜の猫丸」 :夜のフロスト(R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫)

ミステリというかもう既にジャンル:猫丸 って感じじゃないでしょうか。

20051130読了 図書館
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【2005.11.30】 ミステリ
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記憶の食卓
[bk1]

名簿屋で見た冊子に掲載されていた自分の個人情報。しかも、掲載されている人間は次々と不審な死を遂げていた…。息もつかせぬ展開と、二転三転する衝撃のラスト。『週刊アスキー』連載に加筆修正して単行本化。


臆病者でチャーハンが嫌いな”名簿屋”折原が、謎の名簿を巡ってびくびく探偵するパートがひとつ。
早熟でクールで、食事自体を苦手とする小学生、遠藤が友人と謎の”ボーシ屋”を追うホラーパートがひとつ。
この二つのラインはいつどこでクロスするのか、それぞれの着地点はどこになるのか、目を覆うような展開でも物語をすすめるパワーはそれを許さない。
最後はかなり力技で強引だけれどまあホラーだし。理屈で納得できなくてもいいのではないかと。

20051126.読了 図書館

そしてよく見たら本筋より怖い↓


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【2005.11.26】 そのほか
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僕たちの終末
[bk1]

太陽の活動異常により絶滅の危機を迎えた人類。どうせみんな死んでしまうというのなら、ひと思いに宇宙船を作って飛び出してしまえ! しかし待ち受けていたのは、予想だにしなかった難問の数々で…。書き下ろしSF。


「神様のパズル」で宇宙を、「メシアの処方箋」で救世主を作った機本伸司さんの新作。
今作では、まだ先の話、絵空事と思われている「終末」が現実になった時にどう生きるかをテーマに据えた宇宙船もの。
お得意のトボけた男の空回りっぷりがおかしくて、そんな男を頂点にした宇宙船建造計画がうまくいくわけもない。
あれも駄目、これも駄目、でも駄目で元々。夢とロマン。一緒になってわくわくしてました。
ジュブナイルとはいえないけれど、立派な青春SF、楽しませていただきましたっ。
次は何をしてくれるんだろう!

機本さんは小松左京大賞受賞という出自からか、角川春樹事務所からしか単行本も出してないのですが、そろそろ「神様のパズル」あたりハルキ文庫になってもらえないものか……。

20051125読了. 図書館
【2005.11.25】 SF
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青春時計
[bk1]

田舎町に住む高校生・聖司と駿介は春休みの学校で一人の少女と出会う。彼女は休み後に留学予定で、その前に思い出の時計塔を見にやってきたという。
限られた幸せな時間を噛みしめる一方で、三人はお互いに決して言えない秘密を抱えていた……。
作家三人が別視点で描く、青春ラブストーリー!


LOVE寄せしすぎてミステリーをどこかに落っことしてきちゃったのではないかという最近の富士ミス。ミステリ分ないよ。
三人の共著として、同じ時系列にいる3人の心情をそれぞれ別作家が書いてます。文体は一人称、誰か一人(ビンゴさん?)にあわせているのか、まったく違和感ありませんでした。
なんの衒いも捻りもなく、ただそこにある数日間。
ちょっとした秘密の冒険、男の子と女の子、未来に関する漠然とした期待と不安、見慣れた校舎、はじめてみる女の子、それと恋。
いやー、青春っていいですね!

もしこの本ではじめてビンゴさんを知った方、
「三月、七日」「三月、七日 その後のハナシ」「刀京始末網-ヒツジノウタ」(古書店などで探してください)も是非是非!!

20051122読了.

悪魔捜査官(デビルポリス)
[bk1]

兄を惨殺された美少女が犯人を捜して東奔西走。若い刑事たちとパソコンに残された謎の言葉=カルト集団「ベリアル」の存在を知ることになるが……。事態は意外な方向へ…!?


カルト宗教としての「悪魔」に魔術のようなもので対抗する「悪魔捜査官」。わりとトンデモ系です。
始まり→地味に狙われるヒロイン→正義のヒーロー(斜に構えている)登場 とのっけから王道。最後まで王道。しかしラストのアレはさすがリスペクト作家が西村寿行さんをはじめとする面々たる所以かと。
そしてイラストのパンチラ率が異様に高い。更に表紙、「それどこのエロゲ?」だよあれじゃ。

20051121読了.


少女には向かない職業
[bk1]

中学2年生の1年間で、あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した-。これは、ふたりの少女の、血の噴き出すような闘いの記録。


古橋風に言うと、「黒桜庭」といったところでしょうか。
砂糖菓子(鬱分/家庭内事情分)+推定少女(少女二人の闘いっぷり分)=本書 あれ?ミステリ分は?な気がしないでもないですがそこんとこはまあ人二人死んでるので。死にゃいいってもんでもないけど。
地方独特の閉塞感、連帯感、そして女子中学生ならではの万能感、潔癖感と記号的ではありながら結構ぐっと真に迫ります。某ミステリーランドじゃないけど「かつて子供だったあなたに」な感じ。薄くて脆いナイフでささがきにするように薄く削がれていくような。
ラスト賛否両論あるようですが、私としては「相撲に勝って勝負に負けた」感が残り少々消化不良~。

20051119読了. 図書館
【2005.11.19】 そのほか
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[bk1]

明治十年、日本が激しい歴史の波濤に翻弄されていた頃、英国商館が襲撃されるという事件が起こった。目撃者によると刺客は、死んだはずの新選組副長土方歳三、一番隊組長沖田総司。浅黄色の剣鬼たちが「死の騎士」となって甦る!大迫力のSFアクション長編。


新撰組の一部な人が活躍する剣アクションもの。
冒頭に出てくる異星人二人の思惑の違いからくる立場と戦略、少女との淡い恋、西南戦争直前のごたごた、沖田総司の苦悩、沖田と彼の因縁の対決。
分厚いだけあってエピソードも色々あり、所々マンガ調ではあるものの文章も読みやすい……んだけど、あまりにつめこみすぎててどれがテーマか絞りきれず、どうにも中途半端な感じは否めなかった。

20051105読了.


あなたに胸いっぱい
[bk1]

メガネの奥に隠された可憐な恋心。あなたのこと、ずっと好きでした……告白なんてできない気弱な千香に女子たちのイジメが降りかかる。私の胸が大きいからいけないの?


18禁なのかどうかはわかりませんが、いわゆる成人男性向けの一冊です。「コンバンハチキンカレーヨ再」さんの熱い書評で買ってきました。ネット書店万歳。
表では、少女(属性:99センチGカップ/眼鏡/小柄/ムチムチ/色白/地味にエチイ)の淡い恋.。.:*・゚☆、それでいて裏では 奴隷悪戯、痴漢本番寸前、セクハラ教師、百合、プチ露出と薄いながらも大盤振る舞い。 色々少女漫画っぽいです。要所要所で入るイラスト(すぎやま現象)も素晴らしく可愛い。
しかしそれよりなによりヒロインカップルの初々しいエチーが超かわいいのですよ!
成長物語として紆余曲折ありながらハッピーエンドなわけですがこのハッピーエンドの先の二人のらぶ甘イチャっぷりをもっと見たい!
そういう少女漫画のその先(恋して告白してカップル成立して→初体験してその先)ばっかり和姦ばっかり奇抜(青とか調教とか)なものなし、で成立してる一冊とかないのかなあ、っていうかこのカップルが好きなんだー!!
イラスト、文体、キャラクタと本気で全部可愛いです!

20051104読了.
【2005.11.04】 そのほか
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虹のつばさ
[bk1]

北欧の小国を舞台にした爽快ファンタジー。1930年代、バルト海の真珠と呼ばれた平和な国に戦火が迫りつつあった。冒険家の少年と亡命兵士の友情は楽園の平和を守る盾となりうるのか? 痛快冒険ロマン。


まっとうに王道!
平和で小さな国で、少々お転婆だが国民みんなに愛されている姫君、飛行機大好き少年、過去を抱える英雄(予定)、イっちゃってる悪者が出てきて、あれやこれやの冒険を始める、と。
バルト海だし飛行機だしオヤジだしで、「紅の豚」あたりをイメージしつつ読みました。まったり。
飛行機の薀蓄はよくわからないのであってるんだか捏造なんだかだけれど、読んでるだけで登場人物の飛行機/空に対する愛が伝わってくるし、参考文献にあげられているものチェックしてみたくなったりしてました。

20051103読了.
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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