読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
SEARCH THIS SITE.
CATEGORY
LINKS
ARCHIVES
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--.--.--】 スポンサー広告
[]

文武に優れた名門出身の貴公子、紅花会の新総帥・陳家洛は、隻腕の剣客・無塵道人、飛び道具の名手・趙半山、知謀に優れた軍師・徐天宏ら紅花会の英雄たち、それに鉄胆荘の大侠客・周仲英、その娘・鉄火肌の周綺らとともに、朝廷に囚われた文泰来を救出するため、杭州へ向かう。途中の西湖で、陳家洛は宿敵・乾隆帝と遭遇する。火花散らす両雄。しかしそれは深い縁で繋がった二人の運命の出会いであった。


話はちょっぴり進んで、視点は陸師父まわりから紅花会に移り、本格的に帝と対決してるわけですが、いやほんと、スケールでかすぎ!小細工とかじゃなくて100人単位での工作ってすごいなあ。
また、「義」に篤いこと。義のためなら私憤も捨てる、かっこいい。
恋愛小説じゃないので(当たり前)いつの間にか徐天宏と周綺がイチャ甘になっててびっくりした。次のポイントは余魚同と李沅芷ちゃんですね。

20050228読了.図書館
スポンサーサイト

【2005.02.28】 そのほか
TRACKBACK(1) // COMMENT(0) []

昭和52年/日本/青野市。
春の訪れとともにわだかまる気配──。


予約していたSFマガジン4月号がようやく入荷したので(田舎め……!)さっそく購入してきました。目当ては「廃園の天使」シリーズ「空の園丁」飛浩隆先生。

シリーズ一作目は硬くて冷たいガラスのようでしたが、今回は文体も雰囲気もうってかわって春の(舞台が春ですしね)たんぽぽの綿毛のようです。あたたかくて柔らかくて頼りなくて。それでも作中で登場人物たちが何かを行動する時のちょっとした表現にはっとするようなリアリティがあったり。
ごく普通の、裏日本の地方都市の日常の中に、一作目にもでてきた蜘蛛や鉱泉ホテル関連が異質なのに同質のような顔をしてでてきていて、どうにも不安になります。
ここが区界だとするならば、高度経済成長期、そんな懐かしい世界で、さらに懐かしい時代である学生時代を追体験する場所なのでしょうか。小中学生ではあまりに子供でありすぎる、大学まで行くともう大人に近すぎる、高校生って境界線ちょうどな気がします。
この世界で何がどう変化していくのか、やっぱり待ち遠しいです。

20050226読了.
【2005.02.26】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

長男の臓器移植を待ちわびる型破りな家族達。臓器ブローカーに奇岩マニア、事故予測ソフト・トリンキュロー。そして誰もが追い求めるフロストハートとは? 命の尊厳と人間の存在理由を巡って展開するエンターテインメント。


え、ええと……。
「小説探偵GEDO」がとても面白かったので、別作品をみかけて喜び勇んで借りてきてはみたものの、なんというか、その、大変風変わりな小説でした。
異国から帰ったばかりの主人公の前に突然現れた謎の美形男性とお茶を飲んでいたら急に幻視を見て、気づいたらその男性が死亡し更に謎の救急車があらわれ──、と謎めいた雰囲気で始まったものの、高校生にはなっているだろう主人公のバカさ加減(国際電話をかけると電話代がかかるから、と隣家の電話を借りる等)、古い漫画のような芝居がかった口調に(「あーんあんあん」って登場人物が泣く小説初めて見た)いちいちビックリ。回りの人々のあっけらかんとした逸脱ぶりにビックリ。ストーリーがひたすら急転回し続けることにビックリ。

「小説探偵GEDO」は面白いです。以上。

20050225読了.図書館
【2005.02.25】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

私の子供が誘拐犯なのか? 新境地を切り開く衝撃のサスペンス!
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。被害者たちの父親の名刺がすべて、なぜか私の子供の部屋にある。そのとき父親がとった行動は?衝撃の長編サスペンス!


昔から一歩ずれたような手法でミステリを書く歌野さん。
ここでもミステリ…とは違うのではないかと邪推するような手腕を見せ付けてくださいました。最終目的(=解決)に向かって収束していくどころか拡散していくという荒業。リドル・ストーリーにしたって投げっぱなしにもほどがあるというものです。面白かったからいいけど。
「身内が犯罪者(?)」というカテゴリでは他に「うつくしい子ども」(石田衣良/文春文庫)を連想するけれど、そちらが思春期の子供を主人公としたある意味爽やか青春小説にしたてあげたことに対して、こちらでは酸いも甘いもかみ分けた父親が主人公。保身、幼い娘への愛、偽善、世間体と数々のしがらみに取り囲まれていく姿がギリギリで、ひたすら重い。親として身につまされるような問題が山積みですしね。
何をいってもネタバレになりそうだけれども、この話はその過程も状況もあるかもしれない未来も何もかも怖い。
ハンター×ハンターの「あらゆる残酷な空想に耐えておけ」という言葉がふと浮かんだ。
怖すぎる。
それにしてもいくら妄想とはいえあそこまでぶっちぎれる主人公、正直すごい。

20050224読了.図書館
【2005.02.24】 ミステリ
TRACKBACK(1) // COMMENT(0) []

自分は何者なのか?いかなる種族の特徴も持たない孤独な少女ベル。師シアンのもとを離れ、ただ一つ"唸る剣"だけを手に、今、旅人となるための試練を受ける!勇気、冒険、かつてない幻想の世界。自らのルーツを求めて…壮大な長編ファンタジー小説。


いきなり現れる多種族/ほとばしる世界観を少しずつ読み解いていく快感。言葉と単語と世界の奔流ですな。相変わらずルビ使いやダブルミーニング具合が巧いです。
世界と交じり合いたい、自分のルーツをしりたいというベルの真摯な心根と命を賭けた願いが重い。重いけれど、胃もたれしない。
アドニスの生き方、シェリーの生き方、どれもこれも切なく力づけられる。下巻が楽しみです。どどどうなっちゃうのさ。

20050223読了.図書館

早川JAで文庫化されるらしいけど、いったいどれだけ加筆修正されることやら(っていうか全何巻になるのやら)

[READ MORE...]
【2005.02.23】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

剣戦と義侠に生きる好漢の群れが、黄塵の大地をゆるがす大活劇。壮大でドラマ性豊かな時代背景の下、日本人には未知の中華的伝奇物語の世界が展開する。中華世界12億人が熱狂する金庸の傑作。


「IX(ノウェム)」(古橋秀之/電撃文庫)を読んだときから金庸の名前は気になっていたのですが、読書中記仮さんで大プッシュされていたのでようやく図書館で借りてきました。
本格的な「武侠小説」は初めてですが、おもしろいですね!
義に篤い漢・姐さんたちはひたすら格好いいし、鉄火な女の子たちもかわいい!!(周綺がお気に入りです)
日本の時代劇と似たところがあり、悪代官や腰ぎんちゃくめいた悪役と、隠遁した武芸の大家、異国の腕利き集団と一巻から人馬入り乱れてのアクションシーンはスピード感と緊張感に溢れていてスカッと楽しい!「通り名」や武具もいちいち興味深く、調べてみたい気分です。

20050222読了.図書館



[READ MORE...]
【2005.02.22】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

「ねえ、一緒に死なない?」
初夏。神父と暮らす快活な少女が出会ったのは、「何回死んでも生き返る女」──。リリカルに破壊的、圧倒的な描写力でつづるデビュー作。


「リリカル」という言葉に弱く、また「ねえ、一緒に死なない?」なんて言っちゃうらしい帯に百合百合しいものを感じ、買ったものの積んでたもの。
結果として百合分はほとんどなかったわけですが、不器用で高倉健(イメージ)な神父さんと、多感な少女の触れ合いがよい!リリカル分はばっちりです。
ストーリーが進むにつれ、隠されていた秘密がモロモロと出てきて飽きさせず、電波・幽霊とみっしり詰まって充実。
文体も新人とは思えないほど伝わってくるものがあるし、何より神父さんのキャラクタがいいなあ。
なんだか未消化のまま終わった部分もあるけれど、全体としてしんみりとする、「家族」のお話でした。

20050221読了.


ストリート・キッズ

一九七六年五月。八月の民主党全国大会で副大統領候補に推されるはずの上院議員が、行方不明のわが娘を捜し出してほしいと言ってきた。期限は大会まで。ニールにとっての、長く切ない夏が始まった……。元ストリート・キッドが、ナイーブな心を減らず口の陰に隠して、胸のすく活躍を展開する! 個性きらめく新鮮な探偵物語。


「ボビーZの気怠く優雅な人生」(角川文庫)が面白かったので、ブックオフで見つけて即確保。「ボビーZ~」のときもそうだったけれど、「父さん」と「息子」(血の繋がり関係なく)の絆っていうか間に流れるものの空気が好きだなあ。皮肉屋でいてデリケートな部分もある主人公ニールと、掃除スキーなタフガイ、グレアムのかけあいがほほえましく楽しいです。
訳文も読みやすく、結構分厚い本だったけれどすらすらと快適に読了。

続編らしいので覚書
「仏陀の鏡への道」
「高く孤独な道を行け」(どちらも創元推理文庫)

20050220読了.
【2005.02.20】 そのほか
TRACKBACK(1) // COMMENT(0) []

暴力と幻想。絡み合う二つの世界の謎に迫る本格ミステリ!
武闘派暴力団をターゲットにする謎の連続殺人犯『ガネーシャ』。一方、歓楽街の暗渠に住み着く七人の浮浪者たち。ある日怪我をした『わたし』は、『王子』と名乗る浮浪児に助けられ、暗渠へと踏み込んでゆくが...。


暴力団サイドの「上の世界」と、何やらファンタジーめいた住人たちの「下の世界」。
「はじまり」の二人の行く末、「下の世界」の謎、住人の謎、王子の謎、連続殺人の謎と、"先が気になり感"は抜群の出来です。
で、わくわくしながら読んだんですが、ラスト近辺になるにつれ頭の中が??????????の連続で……。
結局ガネーシャは背中を向けてもらうためだけに彫り師になったわけ?
それだと何で関係ない組員をターゲットにしたわけ?ヤクザにとって組員は家族だろうけど、あの二人には特に堪えそうにないけどなあ
紺野と高遠、結局何がしたかったの?
地下の住人、王子は結局何だったの?
暗号は美しかったし、地下世界は興味深かったけど、結局消化不良に……。

20050219読了.図書館
【2005.02.19】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

ソウル・アンダーテイカー

妹にも馬鹿にされるほどのんびり屋の女の子・江藤比呂緒。
しかし彼女は弱冠12歳にして、たぐいまれな霊的素質を持ち、死者の魂を引き寄せる猫・ハンニバルの主なのだった。
運命的な出会いを遂げた1人と1匹は、さまよえる魂を救うため行動をともにするのだが……。


「ダブルブリッド」の名はよく聞いていたのですが未読のため、これもスルーしようかと思っていたらこちらでべた褒めされてたのに乗せられて買ってきました。
てゆか面白い!
茫洋とした12歳の少女がリボルバー持って、地縛霊みたいなものを昇華させちゃうために頑張るよな話です。頑張る部分がちょっと他と違う気がする気がしますが。
「なにか欠陥があるとしか思えない」小学生比呂緒に、「繊細な面倒くさがり(本文より)」三嶋蒼儀、「なんだか生真面目な猫」ハンニバル、その他もろもろがそれぞれに可愛いです。なにやら影があったり秘密が仄見えていたり、伏線ぽいものもありますね。
「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」海野藻屑系の痛々しさと、「推定少女」カナ系の強さが併在している雰囲気で、微妙なバランス感覚で「今」が保たれているよう。ちょこっとつついたら全てがぐちゃぐちゃになりそうな緊張感が凄いです。
途中H×Hかよ!とツッコミを入れたくなるシーンがあったり、小学生小学生って文中で連呼してもらわないと小学生って思えないとか、いやここ文脈つながってませんから!等ありましたが、最後のページを繰る時にはやはり寂しく、続きが気になって仕方ないです。というか次はダブルブリッド10、とのことですが、これの続きはいつ出るんでしょうか。
ダブルブリッドもこの際読んでみることにするか……。

>『ダブルブリッド』 の中村恵里加が贈る新作ホラー!
つかこれはホラーだったのですか。

20050218読了.

↓以下、よくわからないなりに推察

[READ MORE...]

凶悪殺人を犯す直前の自分を説得し、犯行を阻止せよ。期限は72時間。成功すれば釈放、失敗なら死。過去へと送られた死刑囚は、その全てを知る青年に対峙した。


「そして粛清の扉を」「メロス・レヴェル」ときての3作目。
「メロス・レヴェル」とクロスする部分があったようだけど、詳しい名前も忘れてしまったからなあ。
凶悪犯罪を犯す前の自分に戻って、やめるように説得するストーリーの連作ぽい感じで進む。「今になってわかる、『あの時はバカだったなあ』」な雰囲気が切なげです。
どの章もわりと唐突に終わり、最後いきなり終焉を迎えるのだけれど、いきなりすぎてびびる。そしてシステムがヘタレな気が……。
正直1作目のパワーが落ちてきてる感じがした。

20050217読了.図書館
【2005.02.17】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

「よう――俺の敵」
”世界”を、そして”物語”を終わらせるため、「ぼく」こと”戯言遣い・いーちゃん”に「狐面の男」はささやく。キーワードは、加速。そして、世界の終わり。何より、物語の終わり。
待ち受ける刺客、<十三階段>の向こう側にある”終わり”の果てにあるものは――!?


いーちゃんがもてもて、とは噂に聞いていたのですが、ホントにもてもてだった。いいなあ。

「終わりの始まり」にむけて一気に加速してきました。なつかしの面々も出てきて最終巻っぽい。っていうか、登場人物表にビビった。シリーズに出てきた方々載ってますが、これみんな出てくるんでしょうか。それにしても西尾さんはものすごい名前や通り名をつけるのがうますぎる。
愛してるよ。

3月にはりすか2もあるらしいし、未読シリーズJOCトリビュートの連載「トリプルプレイ助悪郎」もあるらしいので、続きは1年後?2年後?何にせよお早めにおねがいします。

ネコソギラジカル(上)十三階段 感想リンクまとめ

20050216読了.

↓以下、ネタバレにて箇条書き感想。


[READ MORE...]

IQ190の超天才…の割にとぼけた名探偵天地龍之介。“学習プレイランド”建設のため、協力を求めて訪れた科学研究所で、一冊の本から血痕が見つかった。被害者のメッセージなのか? 事件発生の時間と場所をめぐる謎。奇妙な事件に、龍之介の高速頭脳がフル回転!


IQ190・生活能力0のほのぼの天才名探偵、天地龍之介シリーズ第六弾。今回も短編集です。
相変わらずの三人組で、とぼけた雑学交じりのアクション(のようなもの)と推理が楽しいです。
特に今回は第五章「ページの中の殺人現場」の趣向が面白い!文章だけではわかりにくいネタをこう作ってしまうとは。本自体の題名とも関わってきていて、いやはや巧いなあ!
短編が主なシリーズとはいえ、シリーズ中の時間は着々と流れていて、この先いろいろどうなるのか、楽しみです。

天地龍之介シリーズ・既刊
「殺意は砂糖の右側に」祥伝社文庫
「幽霊船が消えるまで」祥伝社文庫
「殺意は幽霊館から」祥伝社文庫/中篇
「十字架クロスワードの殺人」祥伝社ノン・ノベル/長編
「殺意は青列車が乗せて」祥伝社ノン・ノベル

20050214読了.
【2005.02.14】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介される。かくして掲載された十二の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。


急に担当することになった「若竹七海」が、つてを頼って先輩に小説を依頼するところから、一年後匿名作家の秘密がわかるところまで。
全部で12の短編はどれも「日常の謎」を好き勝手に解釈して推理していて、本当のところはどうなのかわからない曖昧な雰囲気に戸惑う。
それぞれの小話も構成・トリック(のようなもの)・雰囲気が違っていて楽しめ、更に全体を通しての謎もあり、いろいろお得な本でした。確か昔「ヴィラ・マグノリアの殺人」「製造迷夢」は読んだことがあったけど、「黒い若竹七海がいい」と聞いたことがあったので、次は黒いほうを読んでみたいなあ。

20050213読了.
【2005.02.13】 ミステリ
TRACKBACK(1) // COMMENT(0) []

ケンカ上等の不良少年・柔沢ジュウは、突然見知らぬ少女に忠誠を誓われた。電波系の彼女・堕花雨の奇妙な言動にジュウは戸惑う。さらにクラスの人気者・如月美夜を加え、ジュウは振り回される一方。ある時、連続通り魔殺人の現場に居合わせたジュウは、雨が怪しいと疑い始める。


2chライトノベル大賞22位。結構熱い感想が入ってたので購入してきました。発売当初は「やたらめったら痛い設定だなー!」と避けてたのですが勿体無いことをしてたなあ。こういうことがあるからラノベ大賞は楽しいです。
電波とびかう登場人物のなかにただ一人いる生真面目な不良・ジュウがいい味だしてます。ヒロイン?の電波も徹頭徹尾筋金入り。
イラスト(山本ヤマト)もサイコウです。挿絵万歳。
文体、選ぶ言葉がとてもすっきりとしていて読みやすい。電波なのに。
続編もでるようで、楽しみです。

20050210読了.

香水の販売戦略で流した都市伝説のはずだったのに……。ニューヨークから来た殺人鬼が渋谷に出没。ついに女子高校生が足首を切り落とされた。


普通のくたびれた(脳内雰囲気)中年刑事と、若くて美人な警部補が地道に捜査する警察系ミステリ。ひたすら聞き込みしたり、若ぶってみたり家庭と仕事の間に挟まれて悩んでみたり。
刑事さんパートの部分が一番読みやすくて楽しかった!
ミステリ的にはちょっといきなり感が強かったけれども……。
とりあえず、終章にはびっくりです。伏線が巧いや。

20050210読了.図書館

** あとがき・解説はありません。後ろからページをめくらないように! **

↓以下、ネタバレ

[READ MORE...]
【2005.02.10】 ミステリ
TRACKBACK(1) // COMMENT(0) []

原題 Entropy's Bed at Midnight
「黄泉の川が逆流する」The River Styx Runs Upstream
「ベトナムランド優待券」E-Ticket to 'Namland
「ドラキュラの子供たち」All Dracula's Children
「夜更けのエントロピー」Entropy's Bed at Midnight
「ケリー・ダールを探して」Looking for Kelly Dahl
「最後のクラス写真」This Year's Class Picture
「バンコクに死す」Dying in Bangkok


アイタタタタタ。難しくて全然理解できませんでした。
SFな舞台でのホラー、という印象で、重苦しく暗い雰囲気でどれもひんやりと感じました。
「黄泉の川が逆流する」
切なくやるせない。関係ないけど「若くなるまで待って」(スイート・ホームズ探偵に収録/筒井康隆)
「最後のクラス写真」
恐ろしいほどの非日常。そんな中で頑なに日常を守ろうとして、希望を見出そうとする姿勢に怖いような羨ましいような。

20050210読了.図書館
【2005.02.10】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

フェッセンデンの宇宙

原題 Fessenden's Worlds
収録作:
「フェッセンデンの宇宙」Fessenden's Worlds
「風の子供」Child of the Winds
「向こうはどんなところだい?」What's It Like Out There?
「帰ってきた男」The Man Who Returned
「凶運の彗星」The Comet Doom
「追放者」Exile
「翼を持つ男」He That Hath Wings
「太陽の炎」Sunfire!
「夢見る者の世界」Dreamer's Worlds


奇想コレクション2冊目。古典とはいえ初読なのでどれも新鮮で面白かった!
全体的にシリアスめ、影のある部分と眩しい光の部分が交互に現れる感じ。
特に気に入ったもの↓
「フェッセンデンの宇宙」
今となっては古びたテーマだけれど、これが出所? 微細宇宙の美しさがまぶしいです。読後に表紙絵を見ると、更に幸せに。
「向こうはどんなところだい?」
厳しい!宇宙開発の本音と建前。切ないです。
「帰ってきた男」
まるでドリフ(じゃなくてもいいけど)のコントのよう。哀愁が漂います。
「追放者」
内輪ネタのようでいて、最後のオチがきれいに決まってスッキリ。

古典SFは今まで敬遠していたけれど、読んでみると驚きが詰まっているものだったんですね~。ブックオフの105円コーナーにまた楽しみが増えました(たいてい105円なので……)

20050209読了.図書館
【2005.02.09】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

第七期棋幽戦第二局は、“碁の鬼”と称される槇野猛章九段の妙手で一日目を終えた。
翌日の朝、対局の時間に槇野九段は現れず、近くの滝の岩棚で首無し屍体となって発見される。
死の二週間前に目撃された奇妙な詰碁は殺人予告だったのか。
知能指数208の天才少年・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎が不可解な謎に挑む長編本格推理。
ゲーム三部作第一弾、牧場智久シリーズ開幕。


一度読んでみたかった「ゲーム三部作」。とりあえず一冊捕獲できました。
ヒカルの碁にハマってGBAのゲームを買ったりしてるうちに碁にも興味がわいてきて、2冊くらい入門書を買った程度、の私でしたが、正直この本の囲碁場面は難しかった……!それでも、「ヨミ」と「感覚」の考察、碁に対する姿勢が美しいなあ。
「なぜ」首を刈ったのか、「なぜ」犯行に及んだのか、数々の推理を経て至る結果にスッキリ。てゆか智久少年は主人公なのに主人公ぽくない(笑)IQ208っぷりは以後現れてくるのでしょうか。

20050208読了.
【2005.02.08】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

ヒトクイ──人に似、人に紛れ、人を喰らう生物の総称。ヒトクイの捕食場面を偶然見てしまった倖一と瞳。それ以来、二人はヒトクイたちに執拗に狙われる。二人を護衛する「組織」のエージェントは、この一件が単なる目撃者の口封じでないと睨む。それに気付いた倖一は真実を知ろうと決意するのだが……。
暗鬱に彩られたアクションホラー登場!


軽鬱・グロ有・萌え無・イラスト微妙。
二大組織衝突!なので人数はそれなりにいるけどちょっとわかりにくかったかなあ。
でも倖一のトラウマに関わるワームの存在の衝撃シーンはぞくっときました。
終盤は「ラスボス第二形態!」みたいでちょっと('A`)ウヘァ な感じ。ラスト、倖一のワームはあったままでもよかったのでは?小奇麗にまとまりすぎたっぽいので。全体としては地味でも軽くグロれる佳作な印象でした。

あれっ、そういえば舌長男爵の存在意義って……!?

20050207読了.

他人の目を気にし、人をうらやみ、成功することばかり考えている「僕」は、高校卒業後、アメリカの大学に留学するが、いつしか社会から脱落していく。しかし、人生における一発逆転を狙って、ついに小説家デビュー。かつての級友の死を題材に小説を発表するが…作者の実人生を思わせる、青春ミステリ小説。


ミステリとしては「ずりーよ!」の一言で終了。
青春小説としては、鬱系ライトノベルぽく、主人公はただひたすら他人を妬み、自分を過大評価し続けている。誰しもそういう部分はあるもので、共感するとともに過去の自分を思い出して「バカだったなあ」なんて苦笑したり。
ただしいくら巻末で「これはフィクションであり」なんていわれても、各所で読んだ作者の略歴を鑑みると私小説のようで後味が…よろしくありませんね。

20050206読了.図書館

【2005.02.06】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

純の胸には生まれた時から赤紫色のふしぎな形をしたあざがあった。ある日、いじめっ子に追いかけられるうち、純は東山の麓ふかくに建つ古びた寺に迷い込み、密教僧・源雲によって時空を超え平安の都に飛ばされてしまう。胸に勾玉の形をしたあざがある純こそ封印された龍・オロチを解きはなち、鬼を退治するべく選ばれた者だという。桃太郎、一寸法師…。彼らはなぜ鬼を退治するのか。鬼とはいったい何者なのか。


ミステリではなくジュブナイル和製ファンタジーといったところ?
ちょこっと暗号解読のようなものはあるけれど、それよりは「鬼はなぜ退治されなければならないのか」「神と鬼と民のかかわり」なんかに主眼をおいて読みすすめていきたい本。
少年少女の成長譚としてもとても面白いです。
っていうか、「神の巻」あとがきの暗号がすごい!本当にすごい!
ちなみに読み方は「あとがき一番後ろを開いて、上から8段目を横に読む。すると『あなたは本当に~』と文章で読める」作者の苦心に拍手。

20050206読了.図書館

↓続きは、作中にあるいくつかの謎(ストーリーには関係なし)について言及してます。

[READ MORE...]

バーチャルリアリティを使ったホラーゲーム「ダークキャッスル3」開発中に、ゲームクリエイターが相次いで変死する。「ダークキャッスル3」と一連の事態との間になんらかのつながりを感じた優作は、大学時代の女友達で今は雑誌記者の茜とともに事件の真相を追いはじめる。二人の前に現れたのは、「死の恐怖を取り除く」外科手術を行い、8年前に集団自殺を遂げたカルト集団の謎の指導者だった。第5回小松左京賞受賞作品。


SFというよりホラー寄り、トンデモ理論つき。
トンデモ理論=ゲーム脳、も否定や恐怖の対象としてではなく、新しい世代への祝福として扱われているのが目新しい。
バーチャルリアリティ、カルト集団、遺伝子と流行のアイテムを使っているのに古風なイメージでした。
何より、終章にもなっているゲームのエンディングシーンが美しく、印象的。このシーンを見るためだけに一冊読んでいたと言っても過言ではないかも。

20050205読了.図書館

【2005.02.05】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

特区を訪れた吸血鬼の兄弟ジローとコタロウ。彼らは、仮の宿として知り合った調停員ミミコのアパートに一泊したものの、自らの住む場所を探すためにミミコの案内で街を散策する。しかし、行く先々でトラブルが…


吸血っぷりは少ないものの、登場人物がどかっと増えて、勢力図ができつつあります。まだまだ回収してない謎や伏線がたくさんで3巻が待ち遠しいところ(3月発売予定)。
アクションシーンのスピード感がとても心地よいです。普段わりとのんびりな分、ハイテンションぷりが際立ってイイ!
ミミコちゃんの奮闘ぶりに、やっと自分内ミココの呪いがとけました。

20050204読了
Black blood brothers 1 兄弟上陸 感想

死者を蘇らせる装置のある謎の館。そこには生ける屍と化した女性達が、生前の記憶を一切失ったまま、仲間を増やしながら生活していた。その隣町では、美女を巡る不可解な連続殺人が…。犯人のねらいは?そして事件と生ける屍たちの関係は?意外なラストは他言無用、奇手妙手を尽くした西澤流本格推理。


なんだかよくわかんないけどとりあえず死者が蘇っていくよなミステリ。
死者側/生者側とわかれた構成で、死者側では死者が蘇りまくり、生者側では連続殺人がおこっている。最後の最後の最後の最後まで、楽しめる一作。
(最初はカタカナ名前が馴染めず何度も読み返してしまった……)
解説の津田裕城さんの遊びも楽しかった。
続き文で、結局誰が誰だったのか考えています。

20050202.図書館

[READ MORE...]
【2005.02.02】 ミステリ
TRACKBACK(0) // COMMENT(4) []

23年前の夏、父は殺された。犯人は不明。父が殺される数日前にタイムスリップしてしまった「わたし」は父を救うことができるのか? 親子の愛、姉弟の愛を切なく描く書き下ろし長編ミステリ!


タイムスリップ・パラレルワールドを使ったSFミステリ、なのだろうけど謎解きとしてはアレかと思ったので「そのほか」カテゴリ。
モリナツさん経由のジェンダーがテーマのお話です。内省的でのんびりやの主人公なので展開ものんびり、ひたすら歩き続けて思い出した、考え付いた事柄から導かれた未来が愛しいです。

20050202.読了 図書館
【2005.02.02】 そのほか
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []

地球から溢れてもなお増え続ける人類。その期待を担って、NASAの宇宙船が火星に向かって三ヶ月。探査船は行方不明になった。だが、世界各国から選りすぐられたクルーは戻ってきた。ただし驚喜と苦悩の戦士として。


地元のブックオフで105円だったので慌てて捕獲。
カジシンの「サラマンダー殲滅」系、人類滅亡間際モノが好きなのですよ。
飛浩隆「グラン・ヴァカンス」のような苦痛の塊シーン、幻想や二次元の生物たちが次々に襲いかかるシーン、それぞれのジェノサイダーたちの最期。いやはや痛いですよ。痛い痛い。
ラストはあっさりめですが、すぱっと終われてよかったのかも。

20050201読了.
【2005.02.01】 SF
TRACKBACK(0) // COMMENT(0) []
| BLOG TOP |
RECENT ENTRIES
特設
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
PROFILE
  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

RSSフィード


Photo by Rain Drop // Template by chocolat* // Powerd by FC2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。