読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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おもいでエマノン/梶尾真治/徳間デュアル文庫

「黄泉がえり」でブレイク?カジシンの初期短編です。
鶴田謙二のイラストがこれ以上ないほどぴったり。表題作の「おもいでエマノン」が一番好きだー!
「数時間一緒にいようと、何十年一緒にいようと、どちらも刹那」と考えるエマノンが素敵なような、かわいそうなような。とても叙情的で切ない短編集です。
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臓器農場/帚木蓬生/新潮文庫

看護婦である主人公が、勤務先の病院が裏で行っている秘密をあばく!なんて書くとスパイアクションみたいだけれど、テーマは「命」。泣きながら、胸を痛めながら、緊迫したストーリーを追っていくうちに気力をもらえます。
これもオールタイムおすすめ本。
ペロー・ザ・キャット全仕事/吉川良太郎/徳間書店

名前の通り、猫(のようなもの)が探偵しちゃう本。
自由に憧れるぺロー。肉体から、倫理から、怒りから、復讐から、自己嫌悪から。クール&テクノロジーで、洒落た感じの話でした。
ペロー猫はスマートだし、シモーヌは色っぽいし、イザベル(占い師&天才ハッカー)はかっこいいのです。

あと条件反射で詩集から「青猫」萩原朔太郎。
朔太郎好きです。

葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午/文芸春秋

ラストびびった。超びびった。
「このミス」1位とのことで、書店にもしばらく山積みされていたけど、図書館でみかけてようやく読めました。
ハードボイルドな(素人)探偵、気のいい舎弟、行動派の妹、ちょっぴり電波入ったような彼女。作者お得意の入れ子式構成と叙述トリックががっちり融合して、すっかりばっちり騙されました。
読後はほろ苦く切ない。タイトルもただかっこつけじゃなく意味を持っているのです。
魔法使いとリリス/シャロン・シン/早川文庫FT

変身の技では世界一と評判の魔法使いに弟子入りすることにしたオーブリイ。村外れの館には魔法使いの妻リリスがいた。態度の冷たい、緑の瞳のどこか魅力的な女性―。


主舞台が森なわけですが、正統派ファンタジーっていうんじゃないかしら!
わくわくする変身シーン、対決シーン、分かりあえない二人、切ない想い、強烈な悪役。
しんみりとじんわりと、胸に沁みます。
宝石泥棒/山田正紀/ハルキ文庫

確固たる生態系に包まれた世界で人々が営む。
地球の未来と地球の過去。


リプレイ/K・グリムウッド/新潮文庫

人生を何度もやりなおす羽目になってしまった男の話。
何度も何度も、ある時期になると「倒れる→気がつくと時代を逆戻り」なコンボを繰り返しているわけですが、その→(矢印)部分の印象が暗くて何も見えなくて、まさに「闇」という感じ。
この不思議な現象をのりこえてゆくさまはワクワクものです。
オールタイムおすすめ本。
スキップ/北村薫/新潮文庫

真理子さんの授業、真摯な態度、生真面目な性格がまっすぐでまぶしい。
全体的にほんわかした話と思うのですが、設定はものすごく残酷。
ひどく優しく、切なく、あたたかい話です。

ホワイトアウト/真保裕一/新潮文庫

雪→雪山→ホワイトアウト この図式ははずせません。
緊迫感・寒さ・試練に次ぐ試練。涙で滲む活字。
雪山ならではの展開に何度読んでも打ちのめされています。
永遠のおすすめ本。

ウォーターソング/竹岡葉月/コバルト文庫

表題作ともうひとつ「僕らに降る雨」という中篇が入っているわけですよ。
ここでいう僕らに降る雨は強烈な酸性雨で、「僕ら」は雨季になると宇宙服を着て学校に行ったり買い物をしたりするわけ。
そんな中でどうコミュニケーションをとるかとか、学校内での男女の主導権の握りあいとか、家族との関係とかもがいたりあがいたりしているのですよ。
雨はまだ変わらないけど、未来にはきっと変わっているような、すがすがしい気分で読み終えられるのが好きなのです。
タイトルからの連想で
虹を操る少年/東野圭吾/講談社文庫

実際、「虹」のような光を操る音楽(光楽)の話です。
ちょっと井上夢人ぽい。

漫画だと
「天上の虹」里中満智子/講談社漫画文庫
高校の時、日本史担当の先生に薦められて読んだけれど(しかし卒業間近・もっと早く薦めてほしかった)続きはどうなっているんだろう・・・

「蟲師」漆原友紀/アフタヌーンKC
虹を追いかける男の話が好きだったなあ。
第六大陸/小川一水/早川文庫JA

第六大陸=月なわけですよ。月にある巨大施設を作ろう、な本なわけですが、職人ですよ、職人。私のツボはもう一つありました。職人。
一見無謀な(いや、一見どころではないけど)計画に挑む男たちの集団、かっこいいです。特にコック。
当たり前といえば当たり前だけど主人公二人は物語の中心すぎて、つい脇役に目がいってしまうんだけど、その脇役たちが信念に燃えてるから仕方ない。
古いけど新しい、SFの一面です。
空ノ鐘の響く惑星で/渡瀬草一郎/電撃文庫

題名からの連想。絵師さんが好きです。
ダブルヒロイン制度導入、異世界少女と幼馴染でバッチリです。
戦記モノというか国家モノというか、素敵なオヤジや青年もたっぷりでてきて読み応えもキャラ萌えもできるというお得な本。

グラン・ヴァカンス/飛浩隆/早川書房Jコレクション

グラン・ヴァカンス
[bk1]

人間の訪問が途絶えてから千年、AIたちが同じ夏の一日を繰り返す仮想リゾート「夏の区界」に、崩壊のときが訪れる…。「廃園の天使」三部作開幕篇。


主舞台は海ではないのだけれど、表紙の美しい写真、全体に流れる「リゾート」な雰囲気が海の印象を植えつけてきます。
精緻で怜悧な表現。とにかく何もかもきれいな世界。
どうしようもなくイメージを喚起する言葉と文章に、1ページ目から惹きこまれていきました。海辺のシーン、硝視体、数々のキャラクター、すべて流し読み厳禁。もったいないです。
イメージとストーリーに、海を漂う藻屑のごとく翻弄されちゃってください。

月の扉

厳重な警戒下にあった那覇空港で、ハイジャック事件が発生した。緊迫した状況の中、機内のトイレで乗客の死体が発見された。誰が、なぜ、どのようにして-。「閉鎖状況」ミステリーの荒技が炸裂!


おもしろかった!
なんとなく、井上夢人風? 宗教っぽい雰囲気とミステリがうまい具合に融合。
でも宗教っぽい部分は薄いので安心。
ハイジャック部分の細かい設定、警察とのやりとりが緊迫感があってよいですねー。
少々アレ?な部分もあるけど、沖縄の空気と事件の緊張感でプラマイゼロということで。
次作もでるようなので、応援したいな、と。
【2004.10.15】 ミステリ
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そ、そんなばかな。



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【2004.10.14】 ミステリ
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キッチン/よしもとばなな/新潮文庫

涙がでるほど温かくて、優しい読後感。
何度でもこのキャラクタたちに会いたいし、何度でもこの幸せ感にひたりたい。いとおしくてたまりません。不思議な展開、不思議なキャラ設定がどうしようもなくひきつけます。
とにかく幸せな1冊。

ラノベから選ぶなら↓
刀京始末網/森橋ビンゴ/ファミ通文庫

なんか先月「推定少女」今月これ、来月『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないA Lollypop or A Bullet』とものすごい執筆速度なんですが体大丈夫でしょうか。
で、これですが、いやー、ほんと、いいね。甘酸っぱいです。
ミステリ部分があるからちょうどいい甘酸っぱさ加減でいてくれるんだと思います。
警部のドリルの秘密や部下の秘密にからんだ切なさも今後を期待させてくれるし、病気でちょっと気弱なヴィクトリカもいいですなー。九城くんも一生懸命だしセシル先生はおもしろいし、楽しい時間を堪能させていただきました。ワーイ。
というか、あとがきが違う目的になっているような。エッセイ集だしてくださいよう。

桜庭一樹オフィシャルサイト
http://sakuraba.if.tv/
(本邦初?つづきのあるあとがき、のつづき部分がよめます)

メビウスチルドレンと呼ばれる特殊能力を持ち、超人的な戦闘能力から狂犬と恐れられる少女アリス。しかし彼女は一人の女子高生として、大学進学を目指し、また学費と生活費を稼ぐために、ちんけな探偵事務所でアルバイトをしていた。いつものように、迷い猫を探していたアリス。しかしその猫が大手ハイテク企業の重要機密で……。シュールなギャグ満載のアクションコメディ。


エナミ絵なら買い。と思って、ブックオフで既刊を読んだりして予習してました。
「銃と魔法」(富士見)面白いですね。絵はアレだが。まあ昔だし。読み途中です。
「革命済んで皿洗い」(ファミ通)面白いですね。まきこまれ型の王道だけど、巻き込まれ方が派手ですね。
「モノクロス」(ファミ通)面白いですね。ガンアクションがかこいいです。モノクロス2が作者HPで見られます。得した気分。
題名だけで「隊長は倒れてる」を読んでみたいです。

で、肝心の「Alice」ですが……
イイ!クマがイイ!口絵がイイ!へそ!腹!月の輪!
ストーリーはアクションコメディ? 細かいギャグが波状攻撃かけてきます。
キャラクタもクマ、露出、猫、壊れた人(おもしろすぎ)と盛りだくさんです。
下半期個人的ベストには確実入りそう。続編希望!

川崎康宏HP
http://wakayama.cool.ne.jp/kawas/
(トップ絵はちょっとびっくりするので背後に人がいないことを確認することをおすすめします)

護民官ルフィと元・大泥棒ワイリーが潮風かおる港町を事件解決のために駆け回る!死体の第一発見者のワイリーはなぜか仮面をつけた少女に命を狙われるはめに・・・。それでも厄介なのにルフィとケンカしてしまい、別々に事件に挑むことになっちまったっ!


護民官ルフィと元盗賊ワイリーのシリーズ第2弾。この表紙に惹かれて、1冊目から読むことにしたのでした。前巻よりはラブコメ度アップ。「錆色の血族」たちが≪情報操作≫なんかしちゃってかわいいっ♪ 先がちょっと読めるな・・というのもあるけど、会話というか、雰囲気がほほえましくて「とっておくシリーズ」になりました。
美藝公/筒井康隆/文春文庫

美藝公

人生は活動写真――映画産業はわが国最大の産業であり、その頂点に立つスーパースタアが美藝公。彼の一挙手一投足は全国民の注目の的。政治、経済、社会、文化における政府の政策はすべて“映画”と歩調をあわせて進行する。


もしも日本が映画大国だったら。そんな世界観の中で、大スタアの”美藝公”が新たに映画を撮ることになって……。
かなり薄い本だけれど、主人公たちの自分内モラルの高さ、描写された世界の幸せそうで美しいことに癒されっぱなしです。
筒井さんの数多い本の中でも片手にはいるほど好きな本です。
博士の愛した数式/小川洋子/新潮社

作中で主人公たちが博士に「贈り物」をするところが確かにあり、その場面、それを受け取った博士の場面、とてもとても大好きでそれもあるのだけど、とにかくこの世界を受け取れたことがとても嬉しい。
この本自体が、「贈り物」です。
突撃お宝発掘部 深く静かに掘りかえせ!/麻生俊平/角川スニーカー文庫

これも迷った~。天然キャラというと女の子、というイメージが強いけど、なかなか思いつかない。範囲を男の子まで広げたら、これ←の陽介君がでてきました。
主なキーワードを並べてみると「肉体派」「掘る」「史郎だいすき(notホモ)」「穴掘り」「スコップ」「炒飯命」「ロマン」
わりと無口で一般的な天然キャラとは違う気もするけど、いちいちなんか面白いっていうか笑いを誘われるのですよ。

ストーリーもタイムカプセルをめぐる陰謀と謎うずまく感じで面白いでーす。
旅のラゴス/筒井康隆/徳間文庫

中学時代から青春を筒井さんにささげてきた身としては、どうしてもこのイメージ100冊の筒井率が高くなってしまうのは仕方がないなあ。
題名の通り、「ラゴス」(主人公)が「旅」をし続ける本なわけですよ。
立ち寄る土地土地で個性的な出会いがあり、別れがあり、長い旅の末、すべてが終結するような(人が集まるわけではない)。なんかクサイけど「人生って旅だよな!」と追体験するような本です。

ライトノベルだと「カオスレギオン」シリーズが旅っぽい。02魔天行進篇 なんて旅しかしてないし。あとは「キノの旅」とかね。あれは口絵がいいよなあ。いや、本編も好きですよ。時雨沢さんは「アリソン」といい「旅」っぽい作家さんだと勝手に思っている。
ビンボーdeli/川津幸子/オレンジページ

同じ川津さんの「100文字レシピ」「あ、おいしい」「さあ、腕まくり」も好きだけど、写真のおいしそうなことと、好きなレシピが多いことからこの本に。
特に「酢豚」「ゆで豚」アジアごはん、がおいしかったなあ…(涎じゅるり)

麦の海に沈む果実/恩田陸/講談社文庫

個人的ツボ「学園モノ」「頭のいい少年が悪巧み」にがっつりはまったこの作品。
いつ読んでも、世界中の蔵書が集まったようなこの図書館に憧れる。
バトル・ロワイヤル/高見広春/大田出版

確か初読のきっかけが、「人が死にすぎ」という理由でホラー大賞を逃した、という話をきいたためだったと思う。
作中の「ルール」も印象に残るが、なんというかそれまでの小説のルールからも逸脱したようなイメージが強い。
でもどうせならもっと救いのないラストでもよかったのに、なんてことも思う。
「スメル男」原田宗典/講談社文庫

スメル男

ぼくの体に、何かとんでもない変化が起きている。東京全都を嘔吐させるような異臭がぼくの体から漂い始めた。原因はわからない。気弱なぼくを信じてくれる人はたった1人。コンピュータを自在に操る天才少年たちも仲間だ。八方ふさがりの迷路の中で、今、ぼくのとてつもない青春の冒険が拳をふり上げる。



ある日突然、鼻がきかなくなったと同時に足から強烈な臭いを放ちはじめた主人公が、親友の恋人と、天才少年たちに助けられて次々にふりかかる災難から身を守る「冒険小説」。
笑えてわくわくしてしんみりして美しくて、いろんな気持ちがつまっていて、最後はとびっきりの…!
どんな人にも等しくすすめられる、愛と友情のきらめき☆本です!
ちいさいおうち/バージニア・リー・バートン文・絵/石井 桃子訳/岩波書店

家にある一番古い本。
私が子供のころからなんだか大好きで、そういえば紙芝居とかに勝手にしてたなあ、とか思い出しました。
絵や語り口、視点があたたかくてやわらかくて、すごく好きな絵本です。
天才・龍之介がゆく!シリーズ/柄刀一/祥伝社ノン・ノベル

雑学ミステリ?
生活能力ゼロ・IQだけは名探偵・龍之介がちょとずれたまま推理を働かせるというなんか変わったシリーズ。ちょっとした科学トリックやどうでもいい雑学・薀蓄がおもしろい。
このシリーズは題名もすきなのです。

既刊
「殺意は砂糖の右側に」祥伝社文庫
「幽霊船が消えるまで」ノン・ノベル
「殺意は幽霊館から」祥伝社文庫
「殺意は青列車(ブルートレイン)が乗せて」ノン・ノベル
「十字架クロスワードの殺人」ノン・ノベル
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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