読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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骨竜七郎は、人を食ったような言動を除けばごく普通の高校二年生だ。同じ演劇部の響奈々子の容赦ないツッコミを受けつつも飄々と毎日を過ごしていた。そんな日常、響は人気のない駐車場で、手から火の玉を出す男を骨竜が拳撃で倒すのを目撃する―第四回「えんため大賞」小説部門優秀賞受賞作。


飄々とした骨竜と、今日も元気だ蹴りが軽い、な響。この二人の組み合わせが最高。
所々吹き出す場面もあり、でも全体に流れる甘酸っぱい感じ。そういうのがラストに集結すると、これがまたいいんだ!!ラストは必見!でもこのラストを味わうには、それまでの場面も読んでこそなので、全部読んでください。
表紙もイラスト(絵:えんため大賞同時受賞の淺井あきひろ)も本文にぴったり。口絵最高。
かなり次作に期待してます。楽しみだなあ。
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『笑みの仮面』道化師ニコルは生まれた。生みの親の死後、彼は謎の組織に束縛され、闇の強盗団として生きることになった。


アンドロイド『アンディ』とサイボーグ『ボギー』のABエクストリーム待望の続巻、っていうかやっと買えただけなのだけど。
前より激しくなったアクション部分、前より進歩したアンディとキットの恋愛、前より書き込まれたディビジョン商会の人々…。なのにAとBの掛け合いが少ないだけでこんなに寂しい…!いや、面白かったけど。もっと読みたいよ~。
イラスト、前巻の人と同じはずなのに下手く…。

非日常に憧れる少年、電波娘、情報屋の青年、ヤバイ患者専門の闇医者、魔物に魅せられた高校生……。東京・池袋を舞台に描く、キレたヤツらの恋物語!?


池袋に巣食うさまざまな人間が恋をしたり恋をしたり。いやほんと、恋物語ですよ。ラブリー。
構成人員がまた秀逸。どの人もとにかく勢いがあるし主義主張があるし思惑があるし、とにかく読んでてわくわくうきうき、読み終わってこれほど充実感のある本は久しぶり。思いっきりノリノリ(死語?)できて気分爽快。

街の女のコがクチコミでやってくるガールズオンリーの何でも屋。その実態は見た目かわいいがめっぽう強い体力担当マリと頭脳担当クールビューティー雪野のペアだ。ある日来た依頼にいつもと違う不穏な空気が―。


元気あふれてる赤髪少女と飄々とした四字熟語刑事の恋がおもろい。超人エリート兄ちゃんがおもろい。じいちゃんがおもろい。
もし次回作があるなら雪野ちゃんにもガールズガードのブレインたる活躍をしてもらいたい!
しかしあの口絵、ネタバレしすぎ。

銀河に広がる開拓惑星。中でもとびきりの欠陥惑星であるナットの星に、転校生がやってきた。その少女のおかげでナット達の生活に波紋が?(僕らに降る雨)ほか表題作一作。


僕らに~は作者曰く『宇宙服を着た子供たちがうごうごする話』。まさにそのとおりで、そこはかとなく流れる諦めにも似た空気がかわっていくさまに胸がすっとする。
ウオーターソングのほうは短気一杯(誤字に非ず)娘アサヒの幼少時代。すべて読み終わった後表紙を見るとひどく哀しくなってしまった。
愛だね、愛!
この人の書くちょっと辺境の惑星、はどれも人が住んでいる感が魅力的だ!

A/Bエクストリーム エンペラー
[bk1]


ディビジョン駆除商会のA/B=アンディとボギーは、"ゾーン"―次元の内に展開する空間―に巣食う謎の怪物・グレムリン退治を生業にする駆除屋である。彼らはある日、星系開発公団から巨大資源採掘船"エンペラー"に発生したグレムリン駆除と二人の重要人物の救出を依頼される。A/Bは他の駆除屋と共に"エンペラー"に突入するのだが、そこには宇宙船ジャックという予想外の事態が…!


SF設定の中で繰り広げられる痛快活劇アクション。人間味溢れるアンドロイド(ロボ)とクールなサイボーグ(人間)のかけあいが楽しい。
『帰宅』好きだなあ。

俺は荒野をさまよう機械どもを狩り、ジャンク屋に部品を売り払うのが仕事だ。この日俺が捕まえた機械が、妙なことをしゃべりだした。結局俺は、騒々しい仲間と共に荒野の向こうをめざすことになった-。


「星界の紋章」「夢の樹が接げたなら」の森岡節。
すぐ歌う機械や、いきあたりばったりの主人公、自称「花屋」ヒロインなど、人物描写が魅力的。どんでん返しの連続のストーリー展開。わりとお約束な部分もあるけど、「世界」に入れこんで読了。

舞台は1931年アメリカ、大陸横断特急。
不良集団は貨物室のお宝を戴くため。革命テロリスト軍団は偉大なる指導者を奪還するため。ギャングは金と殺しのため。泥棒カップルはNYの友人と会うため、列車に乗り込んだ。クレイジーな夜が始まる。


続き物というわけじゃなくて、同じ時間軸のものをそれぞれ別の視点から描いた2冊。
B級映画ばりのパワーとなんでもあり精神とバカと笑いと涙と勢いと血とお人好し。
これと決まった主人公がいないのであちこちで感情移入してるうちに笑ったり笑ったりドキドキしたり笑ったり。
みんな大好きだー!
くれぐれも、特急編から読まないように。
というか鈍行編を読むと特急編を読みたくなり、特急編を読むと鈍行編を読み返したくなるのでなんというかスパイラル。

言語を速習できる特殊な学習法の普及は、独自の言語を設計する言語デザイナーという職業を生み出すほどの人工言語ブームを巻き起こしていた。言語デザイナーの主人公は、これまでのものとはまったく違う言語に遭遇する。欠陥品なのか、それとも・・・?(表題作)
収録作:「夢の樹が接げたなら」、「普通の子供」、「スパイス」、「無限のコイン」、「個人的な理想郷」、「代官」、「ズーク」、「夜明けのテロリスト」


「星界の紋章」シリーズで、アーヴ言語になんであそこまで固執するんだろう?と思ってたけど、言語へのこだわりは初期からだったのか。
全体的に、シリアスSF。世界がどの作品にもきちんと提示されていて、とてもわくわくしながら読んだ。どれも「ちょっと未来」という感じで、楽しみなような、悪夢のような。ちょいと筒井康隆っぽいところもあるかな?? やっぱりSFっていいな~~♪
「夢の樹が接げたなら」「スパイス」「無限のコイン」「ズーク」が特に面白かったなあ。
【2004.04.16】 SF
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神様のパズル
[bk1]

『宇宙の作り方、わかりますか?』


物理は難しいので(主観)??な単語はわかったようなふりをしていてもちゃんと読み終えられました。
本編に流れる『宇宙とは』『物理とは』『自分とは』といった骨太なテーマに圧倒され、傷つき傷つけあう人間の営みに胸をしめつけられ、読了までがあっという間でした。

図書館

【2004.04.16】 SF
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銀河スナイパー、百万分の一のネコ-死と隣り合わせの困難な任務を確実に成功させる彼女は、畏敬と嫌悪の混じった通り名を持つ。元情報局員・ノイズとコンビを組んだ戦いが今、始まる!


パーミリオンのネコシリーズ第一弾。
パーミリオンのネコ、ですよ。パーミリオンのネコ!連呼してもどうにもならないけど、こういう組み合わせの妙がツボをつつきまくります。
SFほんのりミステリ仕立て、という感じで、ミステリをSFチックに解決しつつ、ターゲットのサイ能力を理解していく過程、どうにもならない駆け引き、スリルある対決シーンなど、ものすごい勢いで読ませます。
もっと!続き!(Bックオフいってきます)
【2004.04.16】 SF
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現実の皮が剥がれたときに見え隠れする妄想幻覚恐怖戦慄神秘奇蹟を、ヒステリーの治療過程に見立てて並べて見せた壮絶作品集。『異形コレクション夢魔』掲載などをまとめる。


短編集なわけですが牧野テイスト満載。ちょっぴり気持ち悪いような描写や、普段思い付かないことなのに読んでみたらもうそれしかない!みたいな言葉遣いに魅了されてます。
SFバンザーイ、Jコレばんざーい
【2004.04.16】 SF
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銀河最大の葬祭社団ヨミ・クーリエ社の新米葬祭司補ティックは、宇宙会議で犠牲になった人々の遺灰を散灰するために惑星ペリペティアへと向かっていた。そんなティックの元に届けられた枢機卿からの命令書には、歴史的イベントになるであろうフォークト大帝の葬儀を、ケガで赴任できなくなった最高大司教の代理として、ティックが祭司するようにとあるではないか!


スペースオペラ、肉弾戦、ラブコメ、宗教、詩歌、メルヘン、戦略、宗教、泣き所、クローン、タブーに奇跡と、この3冊のなかに盛りだくさん。
 途中、冗長かな?と思ったけど、そのおかげで下巻にスピード感を覚えた。途中はさまれる詩歌もリズムがあって楽しいし、最後の大団円も心がほんわかあったかくなるよう。DNAあたりの用語は、先に「BH85」(森青花 新潮社)を読んでおいてよかったなあ。「テロメア」とかいきなり言われても大丈夫だったよ。
 一番のお気に入りキャラは、「エルジィ・リースン号」舳先舵手のフレン。下巻の≪一連の手旗シーン≫では、天をあおいで涙をこらえたほど。
 表紙イラスト、たしかに綺麗でうまいんだけど、ちょっと、読む気がそがれるというか、萎え・・・
最近のソノラマ文庫はやたらと少女マンガチックなきらきらしいイラストの表紙が多いけど、どういう層にむかってアピールしてるんだろう??方向が違ってるような気がする。

図書館

もしも過去に跳べることができたら――、「クロノス・ジョウンター」という機械が開発され、そこに物語が生まれた。


過去の大切なおもいでのために、自分の時間を犠牲にして過去に跳ぶ。
なにもかもがぎりぎりのところにいる必死さと純愛に涙でます。

汎銀河聖解放戦線。この非道なるテロ組織に愛する夫と娘を奪われ、幸せな生活を送っていた神鷹静香は、復讐の戦士と化した。静香は惑星メフィスへ渡り、厳しい戦闘訓練を始めた…。だが静香は、なぜ自分が汎銀戦を憎悪し、その壊滅をはかろうとしているのか、その理由を忘れていく。やがて、その精神工学上の重大な秘密が思わぬ事態を生み出すのだった。"容赦のない面白さ"で展開する、第一級の長編SF。第12回日本SF大賞受賞作。


SFじゃないと読めない感覚。重くて切なくて、残酷で。
ありとあらゆるSF的ガジェットが組み込まれて、どの章を読んでもドラマチックで興奮のるつぼ。
安易に進まないストーリーに何度読んでも(3回目くらいだけど)うちのめされてしまうのです。
【2004.04.15】 SF
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地球の衛星起動上に浮かぶ巨大博物館<アフロディーテ>。そこには、全世界のありとあらゆる美術品、動植物が収められている。各専門部署では、データベース・コンピュータに頭脳を直接接続させた学芸員たちが、収蔵品の分析鑑定・分類をとおして「美」の追究にいそしんでいた。至高の美とはなにか?美しさを感じる人間の感情とは?


世界それ自体が美しい。
ありとあらゆる地球上の品々があつめられた星。「美」のしくみを研究する学芸員たち。理づめで表現できるものなのか。直感がすべてなのか。舞踏でも、音楽でも、絵画でも、「この幸せな気持ち」が美しさを解明したくなる動機なのかな。読んでいる間、なんだかとても綺麗なものにつつまれていた気がします。
【2004.04.13】 SF
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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