読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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脱サラ探偵・仁木と押し掛け助手の謎の美少女・安梨沙が事件を解決。亡夫が自宅に隠した貸金庫の鍵を捜す表題作「螺旋階段のアリス」等、人々の心模様を「不思議の国のアリス」のキャラクターに託して描く7つの物語。


本当にさえない中年男と、謎めいた美少女が「日常の謎」を解いていく癒し系ミステリ。
自宅に隠した貸金庫の鍵を探して、犬を探して、浮気をして「いない」調査をしてくれ・・一風かわった依頼のとびこむ様子と、さらっと解決する様子がなんだか楽しい。「不思議の国のアリス」ももう一度読み返したくなってきたなあ。
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【2002.07.20】 ミステリ
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「鬼の頭を切り落とし……」 あたかも伝承されたわらべ唄の如く、首なし死体に始まり、名門一族が次々と殺されていく。古今東西の書物から各節の冒頭に付された引用が謎を増幅させ、愉しませる。


一冊目の「ハサミ男」はサイコ的だったけど、今回の美濃牛」はガチガチの本格派。相変わらず、伏線のはり方が巧みだ。
この本で名探偵が登場するが、この探偵、あまり好きになれない。でも次回作を待ち望んでしまうのは、それだけ話が面白いから。なんかくやしい。
【2002.07.19】 ミステリ
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つねに悪のふきだまりを生きてきた男と、理知的な顔だちで男たちを惹きつけ、関わった人間を不幸にしてしまう女…。幼くして冥い運命の扉を叩いた男と女の軌跡を、18年前の質屋殺しを執拗に追う老刑事の執念に絡めて描く。


雪穂と亮司。微妙にクロスする二人の世界。二人をとりまく人々が、寄木細工のようにふたりを語っている。
微妙なクロスのしかたが上手く、二人の行く末に目が離せなかった。
この本では亮司が積極的に雪穂にかかわる場面がないのが、なんかもどかしく切なかった。
【2002.07.19】 ミステリ
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奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。
無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。
日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した
非情の決断とは。そしてヘリの燃料がつきるとき・・・。
驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。


いろいろ考えさせられる本でした。原発関係の本だから、まあその原発のこともあるけど、「お互いの立場の違いについて」が一番考えた。
一つの事柄について2つの意見があった場合、第三者として自分の考えをどこに持っていけばいいのかとか…。両方の言い分を聞くと、結局ズルイ考えになってしまう。「どちらともいえない」「どちらも正しい」
原発、教育問題、環境について…。考えることが多すぎる!
【2002.07.19】 そのほか
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殺人鬼こそ本格ミステリの主役?
「水晶の夜、翡翠の朝」(恩田陸)「攫われて」(小林泰三)「還ってきた少女」(新津きよみ)「SEVEN ROOMS」(乙一)
恐怖とサスペンスに満ちた、書き下ろしアンソロジー。


ミステリというより、ホラーですね。
「水晶の夜、翡翠の朝」…一番ミステリぽい。「麦の海に沈む果実」のヨハンが主役。萌え~。閉ざされた空間、というイメージが強く感じられた。
「攫われて」…スプラッタです。描写が上手いのでこわあい。
「還ってきた少女」…どこらへんが殺人鬼かと。
「SEVEN ROOMS」…あーもう。ホラー系?というか切なくて仕方ないです。少しずつ強まる恐怖。ラストの痛さ。これだけでこの本買ってもいいです。

城。それは無為にして空虚なる巨大な躯。世界を蝕んだ魔女の悪意の果てに、その城塞は百万の生命を吸い、千万の呪詛を喰らって作られた。
事件は、荒野の中心に聳えるこの悪夢の巣窟に、魔道を極めんとする者どもが集いしとき起こる。呪いとしても不条理。魔法としても不可解。殺戮としても異常・・。数奇にして非情なる謎の果てに、したたる血さえも焼け爛れる。底無しで出口のない連続大量殺人の惨劇が幕を開ける・・・


「殺竜事件」につづく、ファンタジーとミステリが融合した作品。今回はどちらかというとファンタジーの分量が多いかな。
確固たる世界観が感じられて、とてもおもしろい作品です。登場人物の雰囲気もそれぞれバラエティーに富んでいて、とてもかっこいい!続編が待たれるシリーズです。いつもの講談社ノベルスらしくない表紙もいいかんじ。  イラスト:金子一馬
【2002.07.18】 ミステリ
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竜。それは善悪を超越したもの。勇者を10万、軍を千万集めても倒せぬ無敵の存在。その力を頼りに戦乱の講和を目論んだ矢先に、不死身のはずの竜は、完全閉鎖状況で刺殺される-。
「事態が不条理だからこそ,解決は論理的なのさ」  戦地調停士エドは謎に挑むため仲間と混迷の世界に旅立つが・・・。
ミステリーの謎解きとファンタジーの異世界がひとつの物語に融合する。


ファンタジー世界でのミステリーといったところか。
不死身の竜がどうやって殺されたのか、過去1年間のうちに竜に会った6人を探して旅をして、情報をあつめ、戦地調停士エドが「さて」と謎を解明。まさに探偵小説のようだ。でも世界はファンタジー世界。融合のさせ方がおもしろかった。
竜がもっともっと、かっこよかったらな・・。
【2002.07.17】 ミステリ
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ある牛乳会社で起きた食中毒事件。御粗末な経営陣を倒すため、社員達は決起する! 抱腹絶叫のサラリーマンバトルを描く怒濤のエスカレーションノベル。


まったくなんでこの人はこう人を食ったようなタイトル付けがうまいんだろう。
それでもってこの主役級の人達のパワー。すごすぎです。
最初数ページ読んで、「こんなの書いちゃっていいの?」と思ったけど、10ページ目あたりでようやく気づいた。「雲印・くもじるし」だったよ'`,、('∀`) '`,、
【2002.07.16】 そのほか
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豪田みのり、美少女18才。親子三代にわたる筋金入りのマッドサイエンティストの家系、豪田家の一人娘。まだ仮免許中のマッドサイエンティストみのりちゃんの発明するのは、一本の鉛筆を削るのに1時間もかかる<コンピューターつき鉛筆削り>、時間量子を掘りぬけタイムトンネルを作る<量子シャベル>などなど。みのりちゃんパワーが炸裂!


いやーもうなんというか。まいどばかばかしいお笑いを。という感じです。
ただならぬ才能、笑えるご都合主義、のほほんとどっかずれてる登場人物。
おもしろかったです。
【2002.07.16】 SF
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”おまえは魚だ―。”シオこと水並潮と月岡俊の恋のはじまりだった――。


すみませんすみませんすみません。BLです。うわあ。
好きな書評サイトさんでべた褒めされてたのがずっと頭にのこってて、今日ブックオフで100円だったんで買ってしまいましたすみません(いい訳くさ・・・)
でもでも、それが、とてもよかった……!!
(や)モノを読むときはある種のパワーが必要なので少々つかれるのですが、1つ、また1つと短編を読みすすめるうちに、ものすごく惹かれてた自分がいました。
全体的なイメージの仕方がわりとSFというか、ファンタジーっぽくて不思議で、すごく綺麗。主人公カップルのイメージも魅力的で、感情も関係も砕いた色ガラスを撒いたようで目が離せないです。特に3作目の「アンコンシャスの水」でやられました。
このシリーズ、他の話も読んでみたいんだけど、いかんせんこの初版って平成4年…。まだあるのかなあ。とりあえずまたブックオフいかないと。
一般向けのSFとか書かないかな…。

“かわいい女”を“気持ちよく”騙すことを信条にしている女詐欺師雅は、その腕を買われて冬彦にスカウトされ、『花咲く乙女』というアクセサリーの販売戦略を立てる。だが、この製品には習慣性やおかしな副作用があるらしい!  イラスト・高田明美


カテゴリとしては・・・ミステリ風、といったところなのかなあ。
SF風でもあり恋愛ものでもあり勧善懲悪ものでもあり詐欺ものでもある。
主人公の雅サンのキャラメイクがおもしろい。味方サイドの面々も。
この変な集団(笑)にまた会いたいなあ。といいつつ続編は無理めかな?
【2002.07.14】 ミステリ
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おれは下町の料理人。客の注文に応じてどんな料理も作ってしまう。そんなおれがある日、宇宙人のために料理を作る羽目になった。実はその宇宙人、味覚を通じて話し合うというのだ!そして解読者には最高の美食家といわれる老人が選ばれた・・・。奇想天外なファースト・コンタクトを描いた表題作を含め、短編7編を収録。


日本SF短編の名手・梶尾真治の実力をいかんなく発揮した第1作品集。
全部で7編。センチメンタル風あり、時代劇風もあり、本格SFモノありでとても楽しい。私は特に「さびしい奇術師」と表題作「地球はプレイン・ヨーグルト」が好きです。
【2002.07.13】 SF
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けだるさと悪徳の都、メガロポリス。この腐ったまちでは誰もが死と隣り合わせだ。しかしそんなごみためみたいな町にも、まだ熱く優しい魂を持つ奴らが残っていたのだ!ハードボイルドSFの短編集。


「ファイナルセーラークエスト」などに代表されるハチャメチャとは180度変わって、スーパーシリアスなハードボイルドもの。
苦い過去を持った格好いいオヤジたちが信念のもと街を駆け巡る。
入魂の一作。ハードボイルド好きなら必読かと。
【2002.07.12】 SF
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右眼に淡い水色、左眼に濃い紫色の瞳を持つ石細工屋店主・風桜青紫と、彼を慕う女子大生・鴇冬静流。「先生」に殺されたいと願う17歳の霧島悠璃。境界線をさまよう人々と、頭部を切断され犬の首を縫い付けられた死体。異常と正常。欲望と退屈。絶望と救い・・。


あたりはずれの多いメフィスト賞受賞作。うーん。意味ありげな伏線がはってありつつも、意外な解決法にしようとして、「意味ありげ」な部分がほっとかれてしまった……。なんにも意味なかったんかい!それともシリーズ化するつもりで、これから何冊かかけて活かされるのか?……違うだろうな……
それにしても、勝手にコードーネームをつけちゃう女警視がおもしろすぎ。
【2002.07.12】 ミステリ
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にぎりしめた掌の温かさ。どこかあやふやな、しかし確かにあったはずの記憶の断片。それは、孤児となった拓麻に残された、たった一つの過去との絆だった。相手は、長い髪と大きな瞳を持った女の子。そして、彼は出会う。地球に生命が生まれて以来の、膨大な記憶を受け継ぎ、ただ旅を続けている少女エマノン-幼い頃に別れた、実の妹と。


エマノンのエッセンスのすべては、「おもいでエマノン」にあると思う。
【2002.07.11】 SF
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40億年分の記憶とともに生きつづける存在-エマノン。「おもいでエマノン」につづく、第2短編集。
「さすらいビヒモス」 「まじろぎクリィチャ-」「あやかしホルネリア」「まほろばジュルバリ」「いくたびザナハラード」


「おもいでエマノン」につづく、エマノンシリーズ第2弾。エコな題材が多いかな。そのせいか、入りこみにくかった。
「いくたびザナハラード」がおもしろかったなあ。なんというか、思いがけなくて。
【2002.07.10】 SF
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うららかな春の朝、緑豊なニュータウンで9才の女の子の遺体が発見された。現場に残された謎のサインは「夜の王子」。嵐の夜、13歳の少年の補導で事件は解決するが、関係者にとって本当の苦しみはそのときから始まった。変質する地域社会、沈黙を守る学校。「夜の王子」の真実と犯行の理由を求めて、14歳の兄が、一人きりの困難な調査を開始した-。


苦境に立たされる主人公(ジャガ)はゆっくりだけど、とても前向き。ジャガの趣味が植物観察というのもふるっている。集会の様子を見守るクスノキ。墓前に備えられる野の花。最後の夜の街路樹。どの描写も美しく、暖かい気持ちになれる。
【2002.07.09】 そのほか
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美貌の戦士シモーヌが出会った正体不明の敵。SF新人賞受賞者がおくるメタ・アクション!


「ペロー・ザ・キャット全仕事」「ボーイソプラノ」(どちらも徳間書店)に続く
パレ・フラノシリーズ第3弾。雰囲気が小洒落ててSFで素敵だなあ。
まあシリーズの宿命として、1作目まではいかないけど・・(というか中篇だし)
【2002.07.08】 SF
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「月の影 影の海」上下

海に映る月影を抜け、異界へ連れてこられた陽子。妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。-なぜ、連れてこられたのか-その問いが明らかになったとき、決断がせまられる・・・。


主人公・陽子の自分を見つめる旅。その道中に参加できて、なんだか誇らしくなるような本。イラスト(画・山田章博)も素敵です。講談社X文庫を買うのが恥ずかしくないひとは、ぜひぜひX文庫版をどうぞ。

「風の海 迷宮の岸」上下

異界で麒麟として産まれた泰麒は、人として日本で育っていた。連れ戻された泰麒は、麒麟に姿を変えることもできず、「天啓」をきくこともできない・・・。幼い少年の葛藤・そして決断の日々。


今作では「麒麟」について説明されている。どういう生き物なのか。王をどうやって選ぶのか。麒麟の使命。世界観がまた見えてきた。

「東の海神 西の滄海」

雁州国延王・尚隆と、延麒・六太がかわした誓約により、延国はうまれかわりつつある。尚隆の、六太の、そしてもうひとりの考える国造りの理想がぶつかりあう・・。


「男の友情」って感じがしてすがすがしい本。番外編、と位置付けられているようです。

「風の万里 黎明の空」

王座に就きながら、苦悩する陽子。公主の位を剥奪されて嘆く祥瓊。仙のもとで苦行を強いられ、蔑まれて涙する鈴。三人の幸せへの旅。


陽子・楽俊ファンの私にはひさびさの登場によろこぶ。導いてくれる人がいるって、いいなあ。

「図南の翼」

恭国は、王をなくして27年。治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊する。首都にすむ珠晶は、麒麟に天意を諮るため、蓬山をめざす・・。


ちょっと展開がよめてしまうというか、パターン化が悪いほうへいったかな?正論はわかるけど、正論すぎるのも疲れてしまうのです。

「華胥の幽夢(かしょのゆめ)」

戴国王、驍宗の命で漣国へ赴いた泰麒を待っていたのは・・・。(冬栄)
芳国王への大逆の張本人、月渓に慶国王陽子から届けられた親書とは・・。(乗月)
才国の宝重「華胥華朶」に託された理想の王国への憧憬の行方は・・・。(華胥)
そして、楽俊、陽子、十二国はいま-。十二国記の短編集。


あいかわらずチビ泰麒はかわいい。廉王。おもしろすぎ。王様にもいろいろあるのね。どちらかというと、延王に似てるかな?
表題にもなってる「華胥」は、さみしいお話。天命をうけた王でも、失敗することがある。理想は高く。でも現実も直視しないと。「なぜ」この政策はとられているのか。砥尚は問う力が足りなかったのかな・・
それよりなにより、陽子と楽俊の様子がうかがえてうれし~!!楽俊ファンなので、出番が増えて欲しいです。

一時間で一億円の大博打。池袋のカジノ売上金を強奪成功。ところが、金を横取りされ、カジノをとりしきる暴力団につかまる・・・。怒りと誇りが男を這い上がらせる。


本編の「池袋ウエストゲートパーク」主人公、マコトはでてきません。今回は羽村会がバック。そのせんで、サルがサブです。金を横取りされた男が横取り犯をさがして池袋を歩き回る・・。
すごくどきどきする展開で、映画化したら、もっとかっこよくなりそう・・。最後のほうが風呂敷をあわててたたんだようにちょこっとご都合主義になったけど、映画だったらクライマックスで手に汗にぎることでしょう。
【2002.07.07】 そのほか
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高級デートクラブで男娼として働き始めた20才の大学生リョウ。彼を求める女たちの美しさと欲望・・・


主人公が男娼ってことで、Hシーンはもちろんあるけど、エロ~~というよりは欲望の探求をする研究者をみているよう。リョウを買う女たち。まあ小説だからというのもあるだろうけど、皆自分をわかっていて、対等にリョウを求められる。見下しも、崇拝もせず。衣食足りて礼節を知るって、こんなかななどと余計なことを考えたり。
それからリョウの人へ対するあたりのやわらかさ。見習いたいです。
【2002.07.06】 そのほか
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さらに鋭く、マコトとGボーイズが、池袋の灰色ゾーンを駆ける。時代の「エッジ」を生きる少年達を活写する、新世代ストリートミステリー。「池袋ウエストゲートパーク」第2弾。


池袋ウエストゲートパークの第二弾。
やっぱり主人公たちはかっこいいけど、なんだかテーマがどんどんエスカレートしてきてちょっと怖いような。でも素敵な表現やリズムのある文章は健在。続きもやっぱり読みたい。
【2002.07.05】 そのほか
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モンゴルに突如現れた 『塔』…。それは 『先人類』 によって造られたオーバー・テクノロジーの塊だった。 その能力を手に入れようとする権力者たちの争いに、 高校生の民田尚顕が巻き込まれ…!? 


正統派ジュブナイル。
「男の子は女の子を守るもんだ」ん~。まっすぐで太陽みたいにまぶしいなあ。ラストのイメージは本当に綺麗で・・・想像力を駆使してできるだけの光景を思い描きました。楽しかった~~。
 それにしても「ペリペティアの福音」でも書いたけど、どうしてイラストがこうなるかな・・・。岩本隆雄の本じゃなければ、買わんぞ。

日本列島が沈む! 日本海溝の海底異変がひきおこす大パニック。そして国家的危機に直面した日本政府の「危機管理」を描いた、日本のベストセラーSF。


日本列島の下で、何かが起こっている?深海潜水艇「わだつみ」の操縦者・小野寺は、地球物理学者・田所と日本海溝に潜り、異変を発見した。
帯にある、「阪神大震災における、行政の自覚の欠如、発想の貧困さをみるにつけ、(中略) この本があったじゃないですか、といいたくなってしまう」という文句がぴったり。
SFってすごいよ!!と久々に大興奮してしまった本でした。
【2002.07.03】 SF
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前作「ペロー・ザ・キャット全仕事」で登場した脇役の探偵ヴィッキーが主役。夜の街で起こる連続殺人事件。無残な死体は何を物語る? 探偵ヴィッキーが腰をあげた!


「ペロー・ザ・キャット」で、一番どうでもよかった探偵ヴィッキーが主役級。でもハードボイルド風でかっこよかった。ナイフ使いの彼・・レギュラーにならないかなあ。ムリかな。。
「パパ・フラノ」を舞台にこれからも書きつづけていくらしいので、こんどはシモーヌが主役のがいいなあ。イザベルとか。
【2002.07.03】 SF
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夏の夜、自分自身の埋葬を目撃した掛井純一は、何者かに殺され「幽霊」として蘇った。失われた記憶と自らの死の謎を追って、欲望と計算にまみれた現世の人間を探偵していく。縁を切った資産家の父、父代わりの弁護士、映画界の巨匠、ヤクザ風の男たち、そして一目で魅せられた女優の卵・・・。死後の恋を守り、全ての謎が解けた夜明け、死者の「生命」を賭けた究極の選択が、純一に迫る!


なんかとっても魅力的な死後の世界。オビにもあるけど「死後ぼくは幸せだった」まさに←コレですよコレ!
先輩幽霊との交流や、音楽や映画を楽しむさま、町を飛びあるくさま、読んでるだけでもしあわせになります。ラストは切なく、なんだか応援したくなるような読後です。これから、頑張れ!
(以下ネタバレ)
あーでも、これからはつらいだろうなあ・・。犯人としてつかまるとすれば、これからの迫害の日々は容易に想像できるし、子は母を信頼できるだろうか?父を殺した母を?
またつかまらないとしても、自分が愛して殺した男の子供。大きくなってだんだん面影が似てきたとき、顔を見るたび胸がしめつけられるでしょう。いつか、子に父殺しがばれるのではと気が気じゃないだろうし。子供は自分の顔を見て苦しそうな顔をする母をみて、悩むでしょう。・・これでよかったのかな・・・。

【2002.07.03】 そのほか
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30年前に夫を殺したとされる老女ドロレス・クレイボーン。その彼女に再び殺人の容疑が。彼女が付き添い婦として住み込みで働いていた家の女主人ヴェラ・ドノヴァンを殺したとして連行された警察で語る彼女の人生と事件の真相。


なによりこのドロレスさんのキャラクターにつきる!!働き者で、しっかりしてて、口が達者で・・。語り口調が巧みで、ぐいぐいひきこまれた。
なんせまるまる全部、ドロレスさんしゃべりっぱなし。それでも情景はまるでそこに立っていたかのようにありありとうかんでくる。さすがキング!
【2002.07.03】 そのほか
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1995年初頭、神戸を襲った突然の大パニック。その阿鼻地獄の中、次々と起こる不可解な事件。社会派と本格物の融合を目指した力作。


鮎川哲也賞受賞作。世紀の大作だと思う!
神戸の震災中、連続殺人事件がおこる、という内容だけど、とにかく震災の描写がスゴイ。
まるで自分がその場にいるような気になり、ものすごく危機感、寂寥感を感じる。
肝心のミステリ部分はまあどうでもいいような(爆)。
【2002.07.03】 ミステリ
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鎌倉に建つ梵貝荘は、法螺貝を意味する歪な館。主は魔王と呼ばれる異端の仏文学者。眩暈と浮遊感に溢れ、周到な仕掛けに満ちた謎に、あの名探偵水城優臣が挑む最後の事件。


あーもうまたヤラレタ。端的にいえば、《動く家の殺人(歌野晶午)》+《ハサミ男(殊能将之)》。
それにしても終盤、《梵貝荘の改築》のくだり、爆笑してしまった。確かにそうだよなあ。
【2002.07.03】 ミステリ
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小笠原諸島から初めて都会に出てきた、純朴で愛すべき天地龍之介は、数々の奇妙な事件に遭遇する。料理コンテストや国際線の機上、はたまたフィリピンの田舎町で・・・。学究一筋の青春を送ってきた龍之介が、科学者並みの頭脳とちょっとズレた感性で事件の謎に挑戦する。果たしてIQ190の天才推理は??短編連作集。


おもしろかった!主人公、龍之介のズレかげんがかわいくて、殺人事件ものだけれどもほんわかした雰囲気にしてしまう。研究者といっても、森博嗣の犀川先生とかそんな「無駄のないっ!」という感じとは違って、なんというか、無駄話のおもしろさかな。
表題作「殺意は砂糖の右側に」と「凶器は死角の奥底に」が面白かった。題名としては「銀河はコップの内側に」がなんか好きだなあ。
【2002.07.03】 ミステリ
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PROFILE
  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

    ◇◇個人的ツボ◇◇
    ・時間ループ
    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
    ・陰陽・妖怪とかそういうやつ
    ・学園(寮だとなおさら)
    ・誘拐
    ・メガネ

    kawano55(アットマーク)hotmail.com

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