 |  | ここは 汚れなき 理想郷の はずだった |
図書館でそれぞれ8人待ち。普通に上下両方予約したら、なんでか下巻のほうが消化の進みが早い。結局下巻の返却日(12日)ぎりぎりの今日(というか昨日)に上巻ゲット。この厚みで2冊、読めんのかなと思ってたけど、思ってたより字が大きいし一段組だったのもあって読めたー。
しかし、「新世界より」が面白いよ!という話は聞いていて予約したものの、なんでかミステリものだとばかり思っていたらSFだったのでびっくり。第29回日本SF大賞受賞してるのに何を勘違いしてたんだろ。
小学生の頃、似たような(といってもこんなディストピア小説ではなかったけど)児童書を読んだような気がする。はるか未来、原始返りしたような社会の中で、コロニーの中の少年少女が主人公だった。鬱蒼とした森がカバーだった気がする。とても面白かった覚えはあるのに、作家の名前も本の名前もちゃんとした内容すら何も思い出せない。後に読んだ筒井康隆とか井上ひさしとかの本とも混じっちゃってる気もする。なんだか「新世界より」を読んで、すごくこの本の事が頭にのぼった。
あとBASARAとかクロスオーバーとかBIOMEとかいろんな本のことも考えた。
まあ主人公としては語り手である早季であるんだろうけれど、なによりこの「新世界」を描ききったというところが好きだ。選民意識とか大虐殺とか変異体とかいろいろ胸糞悪いところとかあるけど、たしかにひとつの世界だった。迷宮街クロニクルでもそうだけど、その局地的な社会が主人公なんだよね。それにしても、いくら警戒しようとも、おしこめてやりすごそうとしても、色々と操作しようとしても、狩猟本能というか暴力性ってのはついてまわるものなのかなあ。
私は基本的に甘ちゃんwなので、ジュブナイルロマンスっぽい上巻のほうが好きです。
しかしラスト、なぜ早季はあの言葉で締めたのだろうか。流れで読み終わった時はじーんときたけど、今となって考えるとそれでよかったのかわからなくなってきた。
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