読んだ本の感想覚書。ツッコミ・補足・トラバ等歓迎です。
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さくいん
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超音速漂流 (文春文庫)誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃した。機長は死亡し、乗客が酸欠により凶暴化するなか、無傷の生存者たちは必死で生還をめざすが、地上では事故の陰蔽のために生存者もろとも機を墜とそうとする計画が進行していた。82年に出版され、今や古典となった航空サスペンスの名作が、全面的加筆を施され、決定版として登場。
おもしろかった!
前に読んで面白かった「シャドー81」と並んで語られることの多かった「超音速漂流」、やっと読めました。

なんだか最初の1/10ほどが読み進められなくて、読んで→諦めて→放置して→忘れてるから最初から読んで→諦めて→をループしてました。申し訳ないがちょっぴり読み飛ばしつつも、実際ミサイルが当たってからは面白くて面白くて一気読み。
映画や小説などでもよくある「操作する人がいなくなってしまった巨大交通機関に乗り合わせた人たち」なパニックもの。でも「地上の管制官や善意の民間人(無線傍受したとか)との協力によって無事機は生還しました!」みたいなお涙物じゃなくて、まさに四面楚歌。
ミサイルを誤射した軍隊はもちろんのこと、あちらもこちらもみんな「落ちてくれ」状態で、極限状態あおりまくり。機内も機内で極限状態だし、最後まで読んでも生き残った人々は(ベリーも含め)本当に勝ち組なのだろうか?とただひたすら恐怖だった。
いやー、面白かったー!
どうやら昨今の飛行機事情を鑑みて改訂されているようだけれど、改訂前の物で当時の空気や勢いを感じてみたいな。

今年は「シャドー81」「虎よ!虎よ!」など、骨太な過去小説の改訂版や新装版をたくさん読めて幸せだなあ。
【2009.07.04】 SF
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夜のスイッチ暗いところが嫌いで、夜が大嫌いな男の子のもとに、「ダーク」と名乗る女の子がやってきた。その子は「わたしが“夜”にひきあわせてあげる」というのだが…。暗い夜が好きになる、不思議なスイッチのお話。

ブラッドベリというと私の位置付けとしてはSF作家なのだけれど、この話は「幻想作家」というイメージが強いです。
挿絵の雰囲気も素敵で、「夜のスイッチ」をひとつひとつ入れていくと、気持ちまでちょっと明るくなるような、暗いところが嫌いな子供に読んであげたら、きっとちょっと夜が好きになる、そんな本だと思いました。
やっぱブラッドベリ好きだなあ。

「塵よりよみがえり」はやく読もう……
【2009.06.24】 児童書
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猿駅/初恋 (想像力の文学)無人の改札口を出ると、そこはもう一面の猿だった―母への想いを猿の群れに昇華させた「猿駅」、とある村の儀式を通して白い肌の記憶を回想する「初恋」、そして知性化猿ショウちゃんと女子高生・静枝の逃避行を描く幻の未発表中篇「猿はあけぼの」まで十篇を収録。
あいかわらずハチャメチャでわけわからん(褒めてます)。グロスプラッタが多めかな、と思ったら異形コレクションからの収録が多いからだったんですね。
筒井調不条理スプラッタ「猿駅」、切な異世界譚「初恋」、トンデモ饒舌「遠き鼻血の果て」、孤独掌編「ユカ」、家族愛「か」、夢と現実とまぼろしと「雨」、トンデモ祭り「ハイマール祭」、現実の皮一枚むこう「げろめさん」、皮一枚むこうの恋愛「羊山羊」、最後の署名かきたかっただけなんじゃねえの「猿はあけぼの」、どれも楽しみました。密度がすごくこくて、いっぺんに読めなかったー。

「羊山羊@虚構機関」「か@蚊コレクション」は既読でした。
「猿駅」「遠き鼻血の果て」「ハイマール祭」「猿はあけぼの」が好きだなあ。

「想像力の文学」とのことで、めいっぱい想像力をはたらかせてよんだら超こわくてグロかった!((;゚Д゚)ガクガクブルブル
【2009.06.22】 SF
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トレジャー・キャッスル (ミステリーランド)命がけの宝探し!
城に隠された秘密とは?
ミステリーランド最新作。久しぶり。
というわけで、喧嘩上等「おれ」、女上等「丹野」、博愛主義「冬美」、色々影の薄い「能登」の4人組が宝を求めて城の地下へもぐる……という話であらすじだけきけば子供向けの冒険譚。なんだけどいちいちおやじくさい。ヒップとかマドンナとか、何年前だ。まあそこが菊池さんぽいといえばぽいんだろうけど。
微妙に中間小説っぽい話でした。

ミステリーランド、のこりの「豪華執筆陣」は我孫子武丸さん、井上雅彦さん、井上夢人さん、内田康夫さん、恩田陸さん、京極夏彦さん、の6人です!恩田さん学園ものにしてくれないかな〜っていうかヨハンくん話。
恋のドレスと宵の明け星―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)シャーロックとのすれ違いに心を乱したクリスは、ドレスを作れなくなってしまう。そんな折、以前顧客だったパトリシアと出会うことで、その強さと明るさに心を救われたクリスはドレスを作る意欲を取り戻した。だが、依頼を受けた矢先、闇のドレスに関わる事件で伯爵だった父を喪った女性・イヴリンが『薔薇色』を訪れて…!?強い想いを込めたドレスがもたらすのは「恋」?それとも「闇」―。

1冊目からは考えられないほどのラブラブっぷりですが、1冊目からずっと言われてきた「恋をしたらドレスが作れなくなる」が顕著になってきました。上っ面だけ見てると甘くて白くてきれいな砂糖菓子なんだけど、その脆い飾りをとっぱらってしまうと希望の見えない未来が残る。
シャーロックはやっぱり「おぼっちゃん」で初めての?実体をともなった恋にうかれているし、クリスは自分の拠り所であるドレス作りに不安を抱え始めている。表紙絵のように、シャーロックはクリスを籠の鳥にしたいのではないかと思ったり(素で、自分の庇護のもとでだけでドレスを作っていればクリスは幸せと思ってる節もあるし)、クリスが社交界で「ハクニール家の若奥様」が勤まるとも思えないし(そもそもハクニール家の若奥様であるところのクリスだとすれば、それでクリスは幸せか?)、シャーロックとクリスの内面的な仲は進んだとしても、対外的なところではまるきり停滞したまま。
いったいこれからどうなってしまうんだろう?チクヌイの亭主END(新天地でクリスがドレスで世帯を支える)しか思いつかん。
ただ好きなだけじゃ、この時代やってけないんだよねえ。
新世界より 上新世界より 下ここは
汚れなき
理想郷の
はずだった
図書館でそれぞれ8人待ち。普通に上下両方予約したら、なんでか下巻のほうが消化の進みが早い。結局下巻の返却日(12日)ぎりぎりの今日(というか昨日)に上巻ゲット。この厚みで2冊、読めんのかなと思ってたけど、思ってたより字が大きいし一段組だったのもあって読めたー。
しかし、「新世界より」が面白いよ!という話は聞いていて予約したものの、なんでかミステリものだとばかり思っていたらSFだったのでびっくり。第29回日本SF大賞受賞してるのに何を勘違いしてたんだろ。

小学生の頃、似たような(といってもこんなディストピア小説ではなかったけど)児童書を読んだような気がする。はるか未来、原始返りしたような社会の中で、コロニーの中の少年少女が主人公だった。鬱蒼とした森がカバーだった気がする。とても面白かった覚えはあるのに、作家の名前も本の名前もちゃんとした内容すら何も思い出せない。後に読んだ筒井康隆とか井上ひさしとかの本とも混じっちゃってる気もする。なんだか「新世界より」を読んで、すごくこの本の事が頭にのぼった。
あとBASARAとかクロスオーバーとかBIOMEとかいろんな本のことも考えた。

まあ主人公としては語り手である早季であるんだろうけれど、なによりこの「新世界」を描ききったというところが好きだ。選民意識とか大虐殺とか変異体とかいろいろ胸糞悪いところとかあるけど、たしかにひとつの世界だった。迷宮街クロニクルでもそうだけど、その局地的な社会が主人公なんだよね。それにしても、いくら警戒しようとも、おしこめてやりすごそうとしても、色々と操作しようとしても、狩猟本能というか暴力性ってのはついてまわるものなのかなあ。

私は基本的に甘ちゃんwなので、ジュブナイルロマンスっぽい上巻のほうが好きです。
しかしラスト、なぜ早季はあの言葉で締めたのだろうか。流れで読み終わった時はじーんときたけど、今となって考えるとそれでよかったのかわからなくなってきた。

【2009.05.12】 SF
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孤独星,陽のあたるところ,×(かける)【蒼き賞(第1回)】世界中の空から星が消えた30××年。高校生の高藤尚人は、ある日学校の屋上で、まさに飛び降りようとしている女子を見つけ…。10代限定の文学新人賞「蒼き賞」グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞の3作品を収録。

読書メーターだったかな?どこかでべたぼめされてたので借りてみました。
ページめくって「横書きかよ!」と一瞬読むのをやめかけましたが、思ったほどケータイ小説じゃなくてよかったー。10代がみんなケータイ小説なんて偏見もってごめんなさい。
どうやら「世界が終わる夜に」というテーマらしい。
グランプリ【孤独星】
ちょっとひねった「世界が終わる夜に」。知らないことを知ることは、失ったものを取り返すこと。
準グランプリ【陽のあたるとこと】
世界が終わるちょっといい話
審査員特別賞【×(かける)】
ネット×ゲーム×マンガ×世界が終わる夜。停滞してるとこと疾走してるとこのメリハリが好きだ。

でもなんで横書き?
【2009.05.06】 そのほか
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  • あひる
  • 国産SFとラノベとミステリ
    マンガはたいていコミクス派

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    ・頭のいい少年が悪巧み
    ・イっちゃってる
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    ・学園(寮だとなおさら)
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    ・メガネ

    kusutuki(アットマーク)hotmail.com

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